2012/12/2

ブームの予感(日経MJ)

「虫歯菌」。歯が生えた記念に(森さんの作品)

ベネッセコーポレーションの育児雑誌「ひよこクラブ」の仲村教子編集長は、「写真スタジオなどで、赤ちゃんに衣装を着せてキャラクターに見立てるコスプレ文化の浸透が背景にある」と分析する。スタジオアリスでは、10年から始めた、ディズニーのキャラクターに扮(ふん)する合成写真が作れる特設店舗が好評といい、現在は昨年末時点より7店多い16店まで増やしている。東京都目黒区の男性会社員(32)は10月、娘の1歳の誕生日を記念して、娘をディズニーの人魚キャラクターに見立てた1枚約6千円の写真を3枚撮影。寝相アートも作っており、「お金をかけずに面白いネタが作れるのが手軽」と話す。

夫婦間にゆとり生まれる効果も

他人受けのいい寝相アートだが、夫婦間にもゆとりをもたらしているようだ。主婦の森奈央さん(39)は9月、寝相アートを作ってブログに投稿し始めた。夫は仕事の帰り道に森さんのブログをチェック。「仕事で気が張っている夫の気分を和らげているようだ」と森さん。夫の帰宅後に「今日の作品良かったね」などと会話するのが楽しみという。今年も残すところあと1カ月半。来年の年賀状では、これまでと一風変わった子供の寝顔の写真を見る機会が増えそうだ。

(大島有美子)

[日経MJ2012年11月14日付]