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ブームの予感(日経MJ)

写真を劇画調に アプリ「漫画カメラ」ヒットの秘密 1カ月300万ダウンロード 笑える脱力感

2012/11/11

■たったの1カ月弱で開発

「漫画カメラは、以前撮った写真をアルバムから出してきて加工することはできない。その場でスマホで撮影し、加工して友人や家族と見せ合い、それをフェイスブックやツイッターに投稿する。『撮って、笑って、シェア』だ。オンラインだけでなく、リアルの場でもコミュニケーションの手段となるアプリを目指した」

★人もこんなに――肩書が付き、貫禄が出る

「以前はネットは『(現実から)隔絶された社会』という印象があったが、今は、現実社会の人間関係を補足する形に変わってきている。リアルとネット、双方でのコミュニケーションツールになることを目指したのはそのためだ」

会社自体は法人のシステム構築などがメーンで、消費者向けアプリは漫画カメラがまだ5本目。これまでリリースしたアプリは会社が蓄積した技術を詰め込んだが、不発だった。一方、漫画カメラは収益化はあえて目指さず、開発にかけた時間も1カ月弱と短い。

■とりあえずリリースし、微調整は後から

「アプリ開発で大切なのは、目的を見極め、勢いを持って作り、とりあえずリリースすること。微調整は後からでも可能だ。たとえば大手メーカーの出すアプリは、細かく企画を作り、コストや手間をかけるが、規模の小さい会社が同じことをやっても機会を逃す」

「漫画カメラでいえば、以前に出したアプリの反省から『広く利用してもらう』ことを最大の目的とし、そのためにインパクトの強さやコミュニケーションツールとしての有用性を追求した」

「宣伝はほとんどせず、収益化は考えていなかった。1万DLいけばいいかな、という程度。ただ、予想外のヒットで、消費財メーカーからプロモーションに使いたい、など多くの提案を頂いている。今後は有名漫画やキャラクターと提携し、アイテム課金によるマネタイズも考えている」

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