SNS×ご当地マラソン「シャルソン」広がる距離もコースも自由、地域の魅力を発信

マラソンの合間に立ち寄る給○ポイントは、交流の場でもある(4月のよこはまシャルソン)

事務局を運営する日産自動車は40年にわたり交通安全の啓発活動を展開。紙芝居を作製したり、グッズを配布したり、マラソン大会を開催したこともあるが「押しつけ的な活動は消費者の間に広がらない」(長谷川哲男事務局長)。そこで2011年に横浜市で住民らをメンバーにした市民会議を発足。事務局も立ち上げ、市民一体となって思いやりライト運動の活動を模索することにした。会議で参加者から提案されたのが経堂マラソンのようなイベントだった。

「ゆるさ」が最大の特徴

投票で決めたデザインでTシャツを作り、約10カ所の飲食店が給○ポイントとして協力。黄色いTシャツを着たマラソン集団は道行く人の注目を集めただけでなく、参加者自身にライト点灯の必要性を自覚させる効果につながった。黄色いプラカードを持って沿道に立ち、ドライバーに呼びかける活動も市民のアイデアで実行した。「交通安全の活動が自分のこととしてとらえてもらえるようになった」と長谷川事務局長。11月10日には2回目を開く予定。参加者は2倍の200人を見込み、スターバックスコーヒージャパンも4店が給○ポイントとしてランナーにコーヒーをサービスするという。

走るイベントは数々あるが、シャルソンはその「ゆるさ」が最大の特徴。人と街、人と企業を結ぶ新しい触媒として普及に弾みがつきそうだ。

(中村奈都子)

[日経MJ2012年10月17日付]

MONO TRENDY連載記事一覧
MONO TRENDY連載記事一覧