MONO TRENDY

ブームの予感(日経MJ)

SNS×ご当地マラソン「シャルソン」広がる 距離もコースも自由、地域の魅力を発信

2012/11/4

■2月の「経堂マラソン」がきっかけ

2月の経堂マラソンでは、ランナーの様子やコメントをユーストリームで配信した(東京都世田谷区)

シャルソンの始まりは今年2月。東京マラソンに落選した人たちが集まって世田谷区内を自由に走った「経堂マラソン」がきっかけだ。近所の飲食店が給水ポイントに名乗りを上げ、仲間のデザイナーがTシャツをデザインした。パーティーでその日の出来事を紹介し、最も魅力的な体験をした人が優勝者に選ばれた。フェイスブックでは全国各地から「いいね!」と支持する声が上がり、前橋市や札幌市での開催につながった。現在はフェイスブック上に立ち上げた「ご当地シャルソン協会」で互いのイベント情報を発信。各地の大会に参加するランナーもいて、新たな観光資源になっている。

シャルソンは記録にこだわらないため誰でも気軽に参加でき、初対面の人とも共通の話題で親しくなれるのが魅力だ。主催する側にもコース設定やタイムの計測、給水ポイント設置といった手間がなく、資金がなくても少人数でも開催しやすいという利点がある。一般のマラソン大会に比べて参加人数は少ないが、立ち寄った給○ポイントの飲食店や、街の風景をランナーがSNS上で拡散するため、地域活性やコミュニティーづくりに大きな力を発揮する。

■シャルソンのパワーに企業も注目

そんなシャルソンのパワーに企業なども注目し始めた。4月の「よこはまシャルソン」では、大雨にもかかわらず参加した100人がおそろいの黄色いTシャツを着て横浜市内を走った。Tシャツに書かれた文字は「早めにつけよう おもいやりライト」。主催したのは交通事故防止のために夕方早めのライト点灯を呼びかける「おもいやりライト運動事務局」だ。

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