「マック」の意味とは?
先祖(父親)にちなんだ名字も多い(表3)。
マクドナルドやマッキントッシュなどがその代表例。「Mc」「Mac」「M’」などスペルは様々だが、スコットランドやアイルランドなどからの移民の名字に多く見られ、「~の子・子孫」の意味がある。つまり、マクドナルドなら「ドナルドさんの子・子孫」という意味になる。
この手の名字はマッカーサー、マコーミック、マッケンロー、マッケンジー、マッケイなど数多い。
ジョンソンは「ジョンの子孫」…
「~son」「~s」もよく目にする名字だ。これにも「~の子・子孫」の意味がある。
「~son」の名字はジョンソン、ウィルソン、アンダーソン、ジャクソン、トンプソン、ロビンソン、ハリソン、ディクソン、ロバートソン、リチャードソン、ワトソン、スティーブンソンなど。たとえばジョンソンなら「ジョンさんの子・子孫」という意味になる。
「~s」の名字はウィリアムズ、ジョーンズ、デイビス、アダムス、エドワーズ、ジェームズなど。たとえば、ウィリアムズなら「ウィリアムの子・子孫」という意味になる。
「~son」も「~s」もどちらもランキング上位に多く顔を出すおなじみの名字。このほか、オニール、オブライエンなどの「O'~」という名字も「~さんの子・子孫」という意味がある。
少し脱線するが、「~son」という名字はスウェーデンなどでも多く、アンダーソン、ヨハンソン、カールソンなどが代表例。これがデンマークにいくと「~sen」に変わり、「~セン」という名字になる。童話でおなじみのアンデルセンのほか、ハンセン、ペテルセンなどが代表例だ。