ヘビやトカゲにタカ… 動物カフェに珍種が続々ツイートすれば、格好のネタに

蛇やタカなど、日ごろ見る機会の少ない動物を眺めながらお茶を飲めるカフェを若者が好んで訪れている。鮮やかな色や独特な形を持つ爬虫(はちゅう)類や猛きん類などは写真映えがよく、交流サイト(SNS)上で一風変わった趣味をアピールするには格好のネタ。友人からの反応を楽しむ「ネタ消費」の材料になっている。さらに変わった趣味を持つ仲間同士できずなが深まり、来店客の交流も生まれている。「猫カフェ」や「ドッグカフェ」とはひと味違う、変わり種動物カフェの魅力を追った。

「動物園よりゆっくり見られる」

リクガメなど爬虫類を見ながらお茶を楽しめる「横浜亜熱帯茶館」(横浜市)

「カラフルでかわいいし指の形も面白すぎ。こんなに近くで見られるなんて」。7月下旬の日曜午後3時ごろ、友人と2人で初めて横浜亜熱帯茶館(横浜市)を訪れた平塚市の女性会社員(33)はトカゲの水槽を前に興奮気味だ。スマートフォン(高機能携帯電話)で写真撮影し、画像を交流サイト(SNS)の「フェイスブック」とミニブログ「ツイッター」に投稿する。「嫌いな人も居るから、最初に『爬虫類注意』とつけないと」と配慮しつつ「『リツイート』(つぶやき返し)されるといいな」と話す。

約50平方メートルの店内には壁沿いに飼育ゲージや水槽が並び、16種類、約40匹の爬虫類と両生類を見られる。体長が1メートルほどあり、赤色の頭に緑色の胴体、黄色と黒色のしま模様の尾を持ったトカゲや、白色の蛇など珍しい動物がずらりと並ぶ。浜中飛鳥さん(27)は「動物園よりゆっくり見られる」とデジタルカメラでリクガメやイモリの動画を撮影する。

爬虫類カフェ、8割が女性客

爬虫(はちゅう)類についての専門的な雑誌が並ぶ(横浜市中区の横浜亜熱帯茶館)

9つあるテーブルはほぼ満席状態で、8割がたが女性客だ。座って話し込む客は少なく、お茶を飲んでは立ち上がり、飼育ゲージの前でしゃがんで動物を眺める。店の一角を柵で仕切って作った約10平方メートルの「放し飼いエリア」には、甲羅の長さが25~50センチメートル程度のリクガメが3匹と、トカゲが1匹歩き回る。客が入れ代わり立ち代わり、カメの甲羅をなでたり、様々な角度から写真撮影したりする。

店長の長野睦さんによると、昨年7月の開業時と比べ現在の来店客数は2倍近くに伸びているという。20~30代の女性が全体の約8割を占め、2~3時間は滞在する。同店は横浜市のみなとみらい21地区まで歩いて15分ほどの距離のため、「買い物のついでに友人と来店する人が増えている」(長野さん)。

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