2012/8/10

耳寄りな話題

ストレート麺はまるでパスタの歯応え

札幌市北区に店を構える「豚ソバFuji屋」の店主、藤谷哲彦さんは大のラーメン好きで、道内外のラーメンを年に約250杯は食べ歩く。

味比べの末にできあがったのは豚骨をしっかり煮込んだ白湯と煮干しでとったダシを合わせるこだわりのダブルスープ。道産豚の背脂とカツオなど5種類の魚の粉をブレンドした魚粉を加える。とろりとした背脂と細かい粒の魚粉があると、スープごと麺に絡みつきやすくなるのが特徴的だ。

麺はストレートで、パスタのように、はじける歯応えがあると評判だ。鮮烈な印象は「初めてつけ麺を食べる人にとっても食べやすい」味と言えるだろう。1番人気はつけソバ醤油(750円)だ。

麺をつけ汁に浸して食べるつけ麺は、しっかりした麺のうまみを伝えるため濃い味付けの店が多い。だから食べ進むうちに飽きてしまうことがあるのが、昔から不満だった。ところが同店のつけ麺は飽きがこない。

「豚ソバFuji屋」のつけ麺は後味スッキリ

その秘密はつけ汁に潜む、ゆでキャベツにある。しゃりっとした歯応えが箸休めの役割を果たし、サッパリ感を引き出すのだ。また、添えられたノリを麺と一緒に持ち上げてつけ汁に浸すと、何ともいえない和の風味を楽しめる。

「つけ汁まで飲み干してほしい」。その言葉通り、麺を食べ終わった後には丼の底を見るまですべて味わい尽くしたくなるのが同店のつけ麺ならでは。店員さんに頼むと、つけ汁の濃い味を適度にのばす豚骨白湯の割りスープが出てくる。自分なりに量を調整して割っていくと、ゴクゴクと飲み干せる味になった。割りスープにはゆずが入っているので、食後がスッキリする。

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