NY目指した中野ブロードウェイ なぜオタクの聖地に編集委員 小林明

再開発に伴う期待と不安

写真12 中野ブロードウェイ(南側入り口)

現在、移転した警察大学校の跡地を再開発するプロジェクトが中野駅周辺で進んでおり、来年から再来年にかけて早稲田、明治、帝京平成の3大学が進出、キリンホールディングスや栗田工業の本社も1年以内に移転してくる計画。学生や会社員ら2万人が新たに中野に集まる計算だ。

「人の流れが大きく変わる。千載一遇のチャンス」。中野ブロードウェイではこう期待を高める。

だが一方で警戒感も広がっている。

駅ビルの建設計画が取りざたされているためだ。

特にサブカルとはかかわりが薄い店は、マニア層をつかんでいるわけではないので、危機感が強いようだ。「駅に強力な商業施設ができたら客足を奪われかねない」と神経をとがらせている。

写真13 中野サンモール(ユニクロ前)

ライバル商店街が結束

そこで今年3月、中野ブロードウェイ(写真12)、中野サンモール(写真13)のほか、中野北口一番街商店会、中野南口駅前商店街など、10を超える駅周辺の商店街が初めて勉強会を発足し、生き残り策を巡って意見交換を始めた。ライバルの商店街同士が手を組んだ格好だ。

中央線では新宿、荻窪、吉祥寺、立川などに駅ビルが開業しているが、これまで中野にはなかっただけに、新たな環境変化に対応し、商店街の未来像を模索しようと躍起になっている。


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