では、これまでの顔だった「中野ブロードウェイ」や「中野サンプラザ」はどうなるのか?

あのニコラス・ケイジが来店?

「サブカルの商店街というイメージはますます強くなるでしょう」。中野ブロードウェイ商店街振興組合の青木武・理事長はこうみる。

最近、大きな変化が2つあったという。

写真7 中野ブロードウェイ入り口(南口)
写真8 中野ブロードウェイ1階の一等地に初出店した「まんだらけ」

1つが、今や中野ブロードウェイ(写真7)の象徴ともいえるマンガ古書販売の「まんだらけ」。

同社は中野ブロードウェイだけでも20以上の店舗を持つが、マニア向けの店らしく、これまでは2階以上(2~4階)のフロアにしか売り場を持たなかった。だが今年5月、最も目立つ1階の南側入り口に新店舗(写真8)を構えたのだ。

「スタジオジブリなどのキャラクター商品やフィギュアのほか、鉄道マニア向けのグッズなどを扱っている」と同店。中野ブロードウェイを引っ張る存在として、「まんだらけ」がついに商店街の“一等地”に進出した――。関係者の間ではこう話題になっている。

写真9 村上隆氏らのギャラリー「pixiv Zingaro」(展示会の準備風景)

もう1つは、世界的に有名な前衛芸術家、村上隆さんがプロデュースするギャラリー「Hidari Zingaro」や「pixiv Zingaro」(写真9)などが、中野ブロードウェイ内に出店していること。

数年前から、出店箇所を徐々に増やしているようで、若手作家の活動などを継続的に支援している。

こうした「中野のサブカル」は国際的にも知名度が高く、ハリウッド俳優のニコラス・ケイジがお忍びで「まんだらけ」に来店するなど、超有名人の姿がしばしば目撃されているようだ。

サンプラザは取り壊しも

写真10 中野サンプラザ

コンサート会場としても知られる文化施設、中野サンプラザ(写真10)にはさらに別な変化もありそう。

三角積み木を重ねたような斬新なデザインが目をひくランドマーク的な建物だが、老朽化が激しく、隣接する区庁舎と一体化した再開発構想が浮上しているのだ。

開業したのは1973年。中野区都市政策推進室によると「まだ内容は固まっていないが、中野サンプラザは、新たな展開を目指して取り壊される方向」なのだという。

早くても2018年以降の話のようだが、果たしてどんな施設が誕生するのだろうか?

次のページ
人口密集、公園・企業少ない――都内屈指
エンタメ!連載記事一覧