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ブームの予感(日経MJ)

立ちこぎサーフィン 中高年を魅了 初心者でも簡単、子どもと2人乗りも

2012/7/1

大きなサーフボードの上に立ち、パドルを使って水面を進んだり波に乗ったりするスタンドアップパドルサーフィン(SUP)が広がっている。波や風がなくても楽しむことができ、初心者でも取り組みやすい点が魅力だ。サーファーにあこがれた中高年が挑戦するケースが多い。子どもを乗せたり釣りをしたり楽しみ方が広がるにつれ、サーフィンに興味がない人たちも参加し始めた。サーフィン人気の波再来、と業界側も盛り上がっている。

■「海の上を歩くような開放感」

パドルでこぎながら沖に出て遊覧できる(神奈川県藤沢市)

「サーフボードの上に立てるなんて夢みたい」。5月の大型連休中、体験コースに参加した会社員の高田真美子さん(仮名、45)は興奮気味に話す。学生時代にはサーファーの友人もいた。あこがれたこともあったが「ボードの上に立とうとして何度も波にのまれている人たちを見て、やる前にあきらめた」。

20年以上の月日を経て、旅行先で見つけたのがSUPだった。「自分もできるかも」、とスクールに参加。1時間程度で立った時には「海の上を歩いているような開放感を味わえた」。小さな子どもを乗せてクルージングしている人を見て、「次は中学生の娘と一緒にやりたい」と言う。

スタンドアップパドルサーフィンの講習風景(神奈川県藤沢市)

SUPは1960年代に米ハワイで始まったといわれる。大きなサーフボードの上に立ち、パドルをこいでクルージングを楽しんだり、タイムを競い合ったり、波に乗ったりと楽しみ方は様々だ。神奈川県藤沢市で湘南SUPスクールを運営するホクアサーフ&スポーツの伊藤えり子さんは「5年くらい前にハワイでやっている人を見かけ、帰国してから始めた」。当初は道具もなく、サーフィンのロングボードを使い、手作りのパドルでやっていたが、その後取扱店が急速に増えていったという。同店では1回4000円(6月末まで、7月1日から梅雨明けまでは4500円)で指導している。

■前年比6割増のブランドも

上達すると波に乗って遊ぶこともできる(神奈川県藤沢市)

米SUPボードブランド「ナッシュ」を扱うナッシュ・ジャパン(東京・港)は2007年の秋に2機種から販売を始め、現在は18万円から30万円を超える商品までボードだけで42機種を扱う。販売数は年々増えており、12年8月までの1年間で前年同期比6割増の売り上げを見込む。

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