防災グッズ 1年に2回以上点検・入れ替えを

2012/6/27

安心・安全

東日本大震災を機に防災意識が急速に高まり、防災グッズを買いそろえた人は多い。しかし、こうした用品は買ったままにしておくと非常時に使えないケースも少なくない。うまく活用するにはどうすればよいのだろうか。

「我が家には防災用品をまとめた非常袋があるので大丈夫と思っていた。考えが甘かった」。茨城県つくば市の会社員男性Aさん(37)は振り返る。Aさんが防災グッズを用意したのは今から7年前。新潟県中越地震の後、関東での大地震を危惧したためだ。

食料は消費期限切れ、電池は液漏れ……

懐中電灯やラジオ、保存用の食料・水などが一式入った防災リュックをホームセンターで購入した。しかし昨年の震災直後、倉庫から防災リュックを出してみると水や食料はほとんど消費期限切れ。懐中電灯は中の電池がさび付いて液漏れを起こしていたため、全く使えなかったという。

慌ててスーパーに駆け込んだが、すでに店頭の食品などは売り切れ状態。「妻や子どもの前で普段から防災について話していただけに、メンツ丸つぶれ。これからは定期的に点検しなければ」と苦笑する。

明治安田生命保険が20~50代の男女約1100人を対象に実施した「震災に関するアンケート調査」(昨年8月)では、震災対策の具体的な取り組みの1位は「防災グッズの準備」(44.8%)だった。震災前の2010年(33.9%)と比べて10ポイント以上増加。防災グッズにかける費用も10年より2300円増えて、9606円となった。いざというときの備えとして防災グッズを改めて購入する人は確実に増えている。

注目記事
次のページ
「0次」という品目も