MONO TRENDY

ブームの予感(日経MJ)

飲むシュークリームやケーキ 「トロトロ」新食感 喉ごし満足、見た目も斬新

2012/6/24

スイーツをストローで飲むスタイルがはやり始めている。洋菓子専門店やコーヒーチェーンが4月以降、相次いで新商品を投入している。“食べる”のにフォークやスプーンは不要。見た目の斬新さと独特の喉越しが満足感を高める。提供の仕方にちょっとした変化をつけるのは購買意欲を刺激する有効な手段だ。ドロッとした食感の食べ物になじみが深いという日本人の特性がブームの背景にあるという説も。飲めるスイーツの魅力を追う。

■ストローでスイーツ、手を汚さず食器も不要

不二家の飲むシュークリーム「ペコちゃんの帽子」(東京都千代田区の東京おかしランド)

「飲むって何」「中身はどうなっているんだろう」。JR東京駅構内にある「東京おかしランド」(東京・千代田)の一角で、観光客や学生、通勤客が不思議そうに立ち止まる。注目を集めるのは、4月14日に開業した東京おかしランド限定で不二家が発売したシュークリームの新商品「ペコちゃんの帽子」(1箱4個入り、780円)だ。

5月下旬、友人の結婚式に出るために家族4人で上京した島根県出雲市の主婦(37)は「普通のシュークリームは飽きていたが、これは面白い」と1箱購入し、早速味見。「トロトロとした濃厚な飲み物という感じがいい」。娘(9)も手を汚さずにクリームをすする。東京・板橋の会社員、渡辺愛美さん(24)は「甘い物は好きだが、ケーキは食器の準備が面倒で食べなくなった。これなら手軽」と1箱買った。

同商品は、5月までに1万7000箱が売れた。発売当初から平日で1日200~300箱販売するペースを保っており、1店で販売する商品としてはかつてない売れ行きという。好調を受け、5月30日からは関東地方の約100店でクリームの味を変えて飲むタイプのシュークリームを販売し始めた。

■オフィスでも人気、8万個売れた「飲むケーキ」

銀座コージーコーナー(東京・新宿)でも4月27日から「飲めちゃうケーキ」と題した新商品「すい~と」(400円=6月23日から380円に値下げ、マンゴー味とイチゴ味の2商品)を販売している。プラスチック製のカップにゼリー、その上にはムースと5ミリ角のナタデココ、生クリームが添えられており、直径約1センチメートルの太いストローで吸い込む。発売から「チーズケーキやアップルパイなど定番の売れ筋上位5品に近い売れ行き」(銀座コージーコーナー)で、5月までに8万個を売った。

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