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JR西日本 初乗り120円でどこまで行ける? 関西でも「大回り乗車」に挑戦

2012/6/16

■待ち時間に「ひこにゃん」せんべい

定刻に到着した琵琶湖線直通の北陸本線に乗り、草津に向かう。車窓には工場やマンションが多く、対岸の湖西線とは風情が異なる。草津では30分以上待ち時間があったので、駅構内の売店を物色。滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」のせんべいを発見し、同僚への土産に購入した。11時57分発の草津線に乗り換え、終点の柘植へ。途中で「三重県伊賀市」と書いてある道路標識を確認。これで2府2県を通った。

柘植を12時42分に出発する関西線に乗り換え、奈良方面に向かう。1両編成のワンマン車は小さくてかわいい。山の中を走り、車窓の緑が迫ってくるようだ。今回のルートで行楽気分が一番味わえた。

加茂で13時45分発の大和路快速に乗り換え、王寺へ。王寺で14時40分発の和歌山線に乗り、終点の高田に14時56分に到着。次の乗り換えは15時28分発だが、駅の中に時間をつぶせる場所がない。ホームを歩き回ったり、ストレッチをしたりして、座りっぱなしで固まった体をほぐす。

和歌山行きは2両編成のワンマン電車。途中駅では運転手のいる1両目のドアしか開かなかった。

和歌山で17時49分発の阪和線快速に乗り、大阪市内へ。天王寺で環状線内回りに乗り、ゴールの天満駅に着いたのは19時半すぎ。天満駅は大阪駅から1駅の120円区間だ。2府4県、463営業キロメートル余りを約12時間で移動した。

■東京VS.大阪 風景が楽しめるのは大阪

記者は東京近郊でも大回りを経験したことがある。その時は東日本旅客鉄道(JR東日本)の初乗り運賃(130円)で1都6県、496営業キロメートルを旅した。住宅地の多い東京近郊に比べ、大阪近郊は路線ごとに風景ががらりと変わり楽しめたように思う。

今回のルートでは兵庫県に立ち寄れなかった。JR西日本によると、近畿エリアの120円区間は大阪環状線内などごく一部。130円区間の多い東京に比べ、大阪はルートが限られる。ちなみに尼崎(兵庫県)スタートで今回と同じルートを巡り、京橋から東西線を使って加島(大阪市)をゴールにすれば120円で兵庫県を含めた2府5県を回れる。興味のある人はお試しを。

(大阪経済部 小国由美子)

[日本経済新聞大阪夕刊いまドキ関西2012年6月13日付]

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