日本は洗濯機もガラパゴス? 日米欧で方式なぜ違う編集委員 小林明

国際化が進んでも…

日米欧の平均的な洗濯環境の特徴をまとめたのが表7表8である。

それぞれの地域の歴史・風土、自然・住宅環境の違いがはっきりと読み取れて興味深い。

高温多湿な気候環境のもとで汗をかきやすく、清潔好きでせっかちな日本人は、少量でこまめに洗え、洗濯時間が短い「渦巻き式」を選択した。まとめ洗いや大物洗いに適した「かくはん式」は米国で普及した。水の硬度が最も高く、水を高温に熱して殺菌する習慣がある欧州では「ドラム式」が広がった。

「かくはん式」は洗濯機自体が大きく、洗濯の際の音も大きいが、米国では住宅が広く、設置場所は地下室が多いので、それほど気にならない。洗面所に設置する日本では、できるだけ騒音が少なく、大きさもコンパクトな「渦巻き式」が好まれる傾向があったようだ。欧州では節水型でたたき洗いができる「ドラム式」が受け入れられたというわけ。

日米でも「ドラム式」が普及

「渦巻き式」は水流が強いので、洗濯物が絡んだりよじれたりして傷みやすいという欠点もある。最近では、洗濯・乾燥の機能を一体化しやすい「ドラム式」が日本や米国でも普及しつつあるという。

日米欧に根付いた洗濯文化。今後、それぞれどう発展していくのだろうか。

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