人気の「京野菜」って何種類あるの?

夏野菜の旬の季節が近づいている。地場産の野菜として人気の京野菜を買おうと京都市内を回った。京の台所、錦市場の青果店の野菜には「京のブランド産品」の表示、少し離れた地下街の直売所の野菜には「京の旬野菜」の表示があった。「京の伝統野菜」と呼ばれる野菜もあるらしい。頭が混乱してきた。果たして何が京野菜なんだろう。
「京のブランド産品」のポスターが張り出された錦市場の青果店(京都市中京区)

錦市場の青果店、川政には地元の料理店主から家庭の主婦、観光客まで様々な客が訪れる。錦小路に面した店頭の目立つ場所に「あなたに京野菜」と書かれたポスターが張り出されていた。京のブランド産品の宣伝ポスターだ。

「京の伝統野菜」とは

京のブランド産品の制度を設けた京のふるさと産品協会を訪ねた。同協会は京都府、府内市町村、関係団体で組織する。常務理事の松井実さんによると府、京都市、関係団体が1987年に「京の伝統野菜」を定め、同協会が89年に京のブランド産品を決めて認定制度を始めた。京の伝統野菜は「明治時代の前からあったもの。府内全域で作られるもの。絶滅した品目も含まれる」(松井さん)という。

同協会は京の伝統野菜のほかに府内の果実、水産物も対象に加え、品質の優れた物を認定し、消費者に宣伝しようとブランド産品の制度を設けた。大正時代から舞鶴市で作られ始めた万願寺とうがらしなども含む。一定の収穫量が求められるため、伝統野菜の中でもブランド産品に認定される物と生産量が少なくて認定されない物に分かれた。

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「京の旬野菜」は市が認定
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