
最後に蛇足を1つ。
以前からどうしても知りたかったことがある。
一晩おいたカレー、なぜおいしい?
なぜ、一晩おいたカレーはおいしくなるのだろうか?
実は、これにもれっきとした理由があるらしい。
業界関係者によると、まずは、一晩寝かせると、具材内部にカレーの味がしみこみ、香りや風味がよくなじむ。さらに再加熱することで、肉のアミノ酸、核酸や野菜の糖などが引き出され、ソースのコクやうまみが増す。油滴が小さくそろい、舌が複雑な味も感じやすくなるという点も大きいという。
これらの要因が複雑に絡み合いながら、カレーのおいしさが増しているというわけ。
一晩おいたカレーはおいしい――。普段、何気なく感じていたことだが、実は科学的な根拠があったのだ(ただカレーを再加熱することで、せっかくの香り成分が失われるマイナス面もあるので注意が必要)。
カレーの世界もなかなか奥が深い。
読者の皆様のコメントを募集しています。コメントはこちらの投稿フォームから |
---|