カレーの聖地 東京・神保町、世界の4大ジャンル食べ歩き

カーマのチキンカレー(850円)

一方、日本人好みにアレンジしているが、クセになりそうな辛さが魅力なのが、「インドカレー カーマ」(電話03・3233・8787)だ。井上さんの分類では、「印+欧」にあたる。代表的なメニュー、チキンカレー(850円)は「日本のコメに合う本格的なインドカレーを目指した」(大野弘店長)という。辛口のスープ状のカレーは見た目はシンプルだが、後から口の中に辛さが広がる。

同店は開店して16年目。名だたるカレー店を何度も食べ歩いたカレー好きの大野さんが、たまたま空いたこの店舗に出合い、開業した。運がよかったことに前もカレー店で、寸胴なべもそのまま使えた。プロの料理人だった大野さんが何度も工夫し、独自の味を生み出した。「食べた後の後味がさっぱりしている」という。キーマカレー(850円)や野菜カレー(850円)もある。

こぢんまりした店は落ち着いた雰囲気で、30~40代の客が多い。

この3店舗を訪ねる途中では、数多くのカレー店を見かけた。食欲を刺激する香りがあちこちで漂う神保町の間口の広さを感じた。

(地方部 早川淳)