タニタだけじゃない 一般もOK!究極の社食・学食ヘルシーでリーズナブル

安くて、おいしくて、健康的という、究極の社食や学食が注目を集めている。健康機器大手タニタ(東京・板橋)の社食メニューの料理本は続編も出るなど大ヒット。今月、東京・丸の内に開業した同社の社食レストランも連日長蛇の列となるなど大人気だ。都内で話題のヘルシーでリーズナブルな社食・学食を訪ねてみた。

1食1050円の家庭薬膳 ロート製薬

通常は、社員以外には開放しないため、社外の人はめったに食べられない社食。社食本でタニタが話題になる以前から、社外に社食メニューを公開していたのがロート製薬だ。

ロート製薬は社食メニューの家庭薬膳料理を食堂「旬穀旬菜」で提供する

羽田空港に向かうモノレールが発着するJR浜松町駅を降りて徒歩約7分。ロート製薬が運営する社食「旬穀旬菜(しゅんこくしゅんさい)カフェ」は、平日の午前11時30分の開店から午後2時の閉店まで社員だけでなく、一般の人でにぎわう。

製薬会社の社員は健康でなくてはならないという考えから、2004年に大阪本社で社食に「家庭薬膳」料理を提供するプロジェクトがスタート。社員に大好評となったのを受け、08年から東京本社で大阪で出していた社員向けの家庭薬膳料理を一般にも開放した。現在では、一般客の利用が増えすぎて、社員は食堂の利用を遠慮しているという。

メニューは日替わり定食とカレー

旬穀旬菜カフェで提供するメニューは2種類の日替わり定食とカレーだ。定食では、主菜のほか副菜が2つ付き、汁物とご飯で約600~800キロカロリー。季節ならではの食材を利用したメニューとなっている。ちなみに、1月は体が温まる食材を中心した献立。1日あたり約80食が提供されている。

ロート製薬の家庭薬膳料理は、盛りつけの彩りにも気を配る

甘み、酸味、しょっぱさなど、薬膳の基本である五味のバランスにも配慮。本社が関西にあることから、京野菜を多く使うなどの工夫もしている。価格はどれも税込みで1050円。「1000円という価格で出せるのは福利厚生の一環として運営しているから。福利厚生のお裾分けです」(同社オールウェル計画推進室の菊地寿子さん)。

毎日のメニューは同社のホームページで確認できる。正月やひな祭りなど、毎月のイベントにちなんだメニューも毎月1回提供しているため、ホームページをチェックしてから来店すれば、レアなメニューが食べられるかもしれない。

〈店舗〉 東京都港区芝1-7-5 ロート東京ビル 月~金は午前11時30分~午後2時(土曜、日曜、祝日定休)。JR浜松町駅から徒歩7分、都営地下鉄大門駅から徒歩8分。
〈食べて一言〉 取材した日のメニューは、主菜にサワラの南天焼き、副菜に厚揚げの山芋ドレッシング、小松菜のザーサイあえ。汁物は、キャベツのみそ汁、ご飯は玄米を選んだ。
まず目を引くのは彩りの鮮やかさ。小松菜のザーサイあえには赤色のクコの実が乗せられており、視覚でも食欲をそそる。味も繊細で、酸っぱさも甘さもしょっぱさもほどよい。食べるだけで体が健康になってくる気がする。
主菜のサワラは肌や髪に潤いを与えてくれる効果があるという。また山芋は胃腸の働きを整えてくれるほか、疲労回復効果もあるとのこと。
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