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東京ふしぎ探検隊

ニホンVSニッポン 「日本」の読み方、どっちが優勢? 東京ふしぎ探検隊(18)

2012/1/4

日本の読みは「ニホン」か「ニッポン」か。長年議論されてきた問題は、2009年、麻生太郎内閣の閣議決定でひとまず「どちらでもいい」となった。では日常生活だとどちらを使うことが多いのか? 各種調査では「ニホン」派が圧倒的だが、スポーツでは「ニッポン」が目立つ。そこには多様性を認める日本らしさがあった。

■話し言葉では98%が「ニホン」

日本代表、日本人、西日本……。日々の会話の中で、「日本」が付く言葉は頻繁に登場する。話し言葉では「日本」を何と発音しているのか。国立国語研究所などが実際の話し言葉を分析したところ、「ニホン」が圧倒的に多いことがわかった。

使ったのは「日本語話し言葉コーパス」というデータベース。国語研が情報通信研究機構、東京工業大学などと開発した。実際の話し言葉を収録してあり、検索するとどの言葉がどのように発音されたか分かる。

少し古いデータになるが、2004年の分析では8242回あった「日本」のうち、「ニホン」と発音したのが8046回だった。実に97.6%。単語別にみても「日本」では96.2%が「ニホン」と発音し、「日本代表」は80.6%が「ニホン」。「ニッポン」と発音することが比較的多かった「日本一」でも77.5%は「ニホン」だった。

調査を担当した国語研の前川喜久雄・言語資源グループ長は「『ニホン』の比率は普通に考えられているよりもずっと高かった」と振り返る。

NHK放送文化研究所も、「日本」をどう読むか、過去に何度か調査している。最も古い調査では1963年(昭和38年)、東京オリンピックの前に「ニホン」か「ニッポン」かが話題となり、調べた。国の名前は「ニホン」がいいか、「ニッポン」がいいか、尋ねたところ、「ニホン」が45.5%、「ニッポン」が41.8%とほとんど差がなかったという。

次に調査したのは1993年(平成5年)。同じ質問に対し、今度は「ニホン」が58%、「ニッポン」が39%とニホン優勢となった。

さらに10年後、2003年(平成15年)の調査では、「ニホン」が61%、「ニッポン」が37%と、ニホン優勢の流れがそのまま続いていることが判明。2003年以降は調査は行っていないという。

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