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2012/1/1

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「ニポン」→「ニフォン」→「ニホン」説が有力

ニッポンレンタカーの神田営業所

そもそも、日本という国の名前の読み方は「ニホン」なのか「ニッポン」なのか。吉田孝著『日本の誕生』によると、「魏志倭人伝」などにも見られるように、日本は古代、「やまと」と呼ばれていた。「倭」という字があてられていたという。これが「日本」となったのはいつなのか。

江戸時代の国学者、本居宣長は7世紀半ばの大化の改新のころだと推定する。異論もあるが、7世紀半ばから8世紀にかけて、「日本」という国号が成立したと考える専門家が多い。

では読み方はどうだったか。『日本人が忘れてしまった日本語の謎』などの著者で日本語の発音に詳しい大東文化大学文学部の山口謡司准教授は「奈良時代には『ニポン』と読んでいたと考えられます」と推察する。

東京・有楽町にあるニッポン放送本社

「奈良時代、『はひふへほ』は『ぱぴぷぺぽ』に近い発音だったようです。日本は『nitpon』だったのが、室町時代に『nifon』となり、江戸時代には『nihon』となった、とみられています。ただし室町期の『ニフォン』の発音は正確には『f』ではなく、歯を唇に合わせずに発音するフォだったようです」。「nitpon」は「ニポン」ではなく「ニッポン」だとする説もある。

早稲田大学の笹原宏之教授も「nitpon→nifon→nihon」説を支持する。こうした発音の変遷を理由に、国語学者の間では「ニッポン」が「ニホン」より古いとの説が有力だ。ただし平安時代には既に「ニホン」が存在していたといわれている。室町時代に来日した宣教師が使った本には「Nippon」と「Nifon」の表記があるという。かなり早い段階から2つの読みが共存していたようだ。

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