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2012/1/1

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「ポンジョ」は「ニッポン女子大」か「ニホン女子大」か

東日本銀行は「ニッポン」と読む(東京・渋谷)

企業名はどうだろう。日本経済新聞社が発行している「日経会社情報2012年新春号」で上場企業について調べてみた。

社名に「日本」が付く220社のうち、「ニホン」と読むのは135社あった。全体の61%で、「ニッポン」と読む85社(39%)を上回った。日経電子版で英文社名についても調べてみると、「ニホン」と読む135社のうち、英文社名も「Nihon」となっているのは52社(39%)。「Japan」が50社(37%)と肉薄し、「Nippon」も33社(24%)あった。

一方、「ニッポン」と読む85社中、83社(98%)は英名も「Nippon」。残りの2社が「Japan」だった。ちなみにこの2社とは、日本毛織(ニッケ)と日本銀行だ。

ところで「会社情報」など株式関係資料では「ニッポン電信電話」と読むNTTだが、問い合わせてみると「登記上は漢字なので、正式な読み方はありません」とのこと。子会社のNTT東日本、NTT西日本にも聞いてみると、両社とも「登記や定款にふりがなは振っていないので、正式なものはありません。ただCMでは『ニホン』を使っています」との答えが返ってきた。

ちなみに日本経済新聞社はというと、「ニホン」が正解だ。

スポーツや経済団体ではどうか。調べてみると、特に傾向はないようだった。日本サッカー協会や日本相撲協会は「ニホン」だったが、日本野球機構(NPB)は「ニッポン」。日本武道館も「ニッポン」だ。大学では日本大学が「ニホン」と読む一方、日本体育大学は「ニッポン」。日本女子大学は「ポンジョ」と呼ばれることがあるが、「ニッポン女子大学」ではなく「ニホン女子大学」。それなら「ホンジョ」では? とも思ったが、考えてみれば「ニホン酒」のことを「ポン酒」ということもある。「本」が「ポン」となっても不思議はない。

経団連(日本経済団体連合会)の場合は決まるまでに曲折があったらしい。旧経団連と日経連が統合したのが2002年。このとき、読み方をどうするか議論があった。日経連の正式名称は「日本経営者団体連盟」。長年、「ニホン」と呼んできた。統合後の略称は日本経団連。初代会長となった奥田碩氏は統合直前まで日経連会長だった。日経連の読み方を引き継ぎ「ニホン」とすべきか、それとも「ニッポン」と改めるべきか――。結局、奥田会長が会見で「ニッポンと読むのが正解」と裁定を下した。

それから9年。日本経済団体連合会は2011年6月に略称を日本経団連から経団連に変更した。略称を使う限り、「日本」問題は意識しなくて良さそうだ。

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「ニポン」→「ニフォン」→「ニホン」説が有力