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東京ふしぎ探検隊

なぜ消える? 丸の内のレトロな名称「ビルヂング」 東京ふしぎ探検隊(15)

2011/12/2

オフィスビルが立ち並ぶ東京・丸の内。日本の近代化とともに歩んできたこの地で、ちょっとした変化が起きている。大正時代から親しまれてきた「ビルヂング」という名称が消え、新たに「ビルディング」として生まれ変わっているのだ。その経緯を探っていくと、丸の内を巡る大きなうねりが見えてきた。

■10年間で10棟が「ビルディング」に

東京駅を皇居方面に出ると、巨大なツインタワーがそびえ立つ。「丸ビル」と「新丸ビル」の名で親しまれている2つの高層ビルにはオフィスのほか、レストランやファッション店、雑貨店などが入り、連日多くの人でにぎわっている。

「丸ビル」「新丸ビル」という名前は略称で、登記上は「丸の内ビルディング」「新丸の内ビルディング」という。東京の顔ともいえる存在だが、実は丸ビルには2002年に建て替えるまでは別の名前がついていた。ご存じの方も多いだろう。そう、「丸ノ内ビルヂング」だ。丸ビルを含め丸の内に多くのオフィスビルを所有する三菱地所では、これまで使っていた「ビルヂング」という名称を、2002年以降は建て替え時に「ビルディング」に切り替えていく方針だという。

三菱地所によると、2002年以降、10棟の「ビルヂング」が「ビルディング」へと生まれ変わった。現在丸の内周辺で残っている「ビルヂング」は15棟。所有者の変更に伴う改名なども含めると、この20年間でほぼ半減したことになる。15棟はいずれも再開発の計画は未定だが、築年数が長い物件が多く、いずれは建て替えとなる公算が大きい。

なぜ、名前を変えるのか? 三菱地所に聞いたところ、「旧丸ビルの建て替えを皮切りに丸の内再開発の第一ステージが始まりました。これを大きな区切りととらえたのです」(広報部)。旧丸ビルを建て替えるときには様々な議論があった。丸の内を生まれ変わらせる、という意気込みが、名称変更につながったようだ。

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