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得点しやすい時間帯は? おもしろサッカー統計学 編集委員 小林明

2011/11/11

サッカーW杯アジア予選で日本代表は11日にタジキスタン、15日に北朝鮮と対戦する。試合の行方をテレビ中継などを通じて手に汗を握りながら観戦する人は多いはずだ。

そこで今回は前々回に引き続き、スポーツ統計学で知られる東海大学の鳥越規央・准教授に取材し、サッカーの試合で得点に関する様々な傾向について調べてみた。

まずは最初のテーマ。

試合で得点(失点)しやすい時間帯はあるのだろうか?

実は、いくつかの法則があるそうだ。

■終盤に得点チャンス

表1は2010年のJ1・J2の全試合における総得点1648点について前半・後半の時間帯(1~15分=序盤、16~30分=中盤、31分~終了=終盤)ごとの集計表である。J1、J2ともに前半の序盤が最も少なく、時間が推移するほど得点が明らかに増える傾向があることが分かる。最も得点が多いのが後半の終盤。前半の序盤のほぼ2倍の水準になっている。

J1・J2の合計で前半と後半を比較すると、前半の総得点が672点に対して、後半の総得点は976点。つまり、後半は前半の約1.5倍の水準に上昇している。「前半は相手の様子を見ながら戦い、後半に入ってから勝負に出ることが多い。特に後半の終盤に一気に攻勢に出るからではないか」と鳥越さんは分析する。

要するに、時間が経過するにつれ、得点のチャンスが増し、緊迫度が段階的に高まるという大まかな傾向がある。別なシーズンでも同じような傾向が見られるようだ。

得点の推移を分単位で細かく追い掛けると、さらに興味深い法則が浮かび上がってくる。

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