富山、衝撃の「ブラック」初体験 感動のバイ貝 出張グルメの達人・富山編

出張の際、ほっと一息つけるのが食事の時。できるならば、地元のビジネスパーソンたちがお薦めするおいしいものを食べてみたいもの。そんな「出張グルメ」情報をうんちくも含めて紹介する。初回は北陸シリーズ。まずは富山から……。

入門編~何かの間違い?「富山ブラック」~

富山観光キャンペーンにも「富山ブラック」が一役買っている(JR富山駅構内)

出張で富山を訪れた社内外の人から「富山ブラックが食べたい」と言われることが多い。東京のラーメンイベントで売り上げ1位に輝き、東京・池袋の百貨店に打って出た店もある。もはや全国区。実際、富山県と富山市の観光キャンペーン「富山で休もう。」のポスターには富山ブラックラーメンバージョンもできた。その人気と知名度に行政側もお墨付きを与えたということか。

ただ、富山ブラックを希望した人に私は必ず問い返す。「本当に大丈夫?」。

富山ブラックの元祖とされる店は富山市の中心市街地にある「大喜(西町大喜=にしちょうたいき)」(富山市太田口通り1の1の7)。黒く濃くしょっぱいスープ、チャーシュー、ネギに粗びきのコショウもたっぷりかかっている。さらにメンマがこれまたしょっぱい。トウガラシ系のいわゆる「辛い」とは全く異質の「塩辛い」味に驚かされる。元祖の味は実に手ごわいのである。

中華そば(小)=700円。黒いスープに浮かぶメンマが塩辛い(西町大喜富山駅前店)

店内の説明書きには創業昭和22年とある。大空襲で焦土と化した富山市の戦後復興期、建築現場で働く人たちの白米だけのドカ弁に合わせ、よくかんで食べるおかずとして考え出された、とされている。