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職場の知恵

女性役員増加の兆し、企業の努力実を結ぶ

2011/10/18

役員も徐々に誕生(写真左がパナソニックの宮井さん)

今年は、パナソニックやシャープなど、大手製造業で生え抜きの女性役員が相次いで誕生した。男女雇用機会均等法施行から25年。女性活用を進めてきた企業の努力が徐々に実を結びつつある。彼女たちの歩みから、後に続く女性たちは何を学べるだろうか。

今年4月、パナソニックで初の女性役員となったのは宮井真千子さん(51)だ。主に家電の開発に携わり、今は環境本部長兼節電本部長として世界のパナソニックグループ全体の環境計画にかかわる。

仕事も子育ても

「やってみなければ、わからんやないの」。宮井さんはその前向きな姿勢と柔軟性で、幾多の修羅場を乗り切ってきた。

1つ目の山は子育てとの両立。宮井さんが出産した1995年当時、同社には子育て支援制度はあったものの、退職する女性が多かった。だが、自分の開発した製品が世に出て仕事の面白さを実感し始めていた宮井さんは、あきらめなかった。

子どもの発熱で会社を早退するなど職場に迷惑をかけた。だがその都度「いろんなウイルスがおって、最初の1年はなんぼでも熱出すもんや」と上司が支えてくれた。職場の理解には本当に感謝しているという。

2つ目は課長級への抜てき。8万人以上の社員がいる企業で当時、女性の課長級は14人しかいなかった。「これではアカン。会社は変わらん」。宮井さんのやる気に火が付いた。

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