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秋の京都、今年の注目は「町家」で宿泊 1万円でスイート並みも 京都ここだけの話(6)

2011/9/29

京都の風情を代表する建物のひとつが町家(まちや)。今なお人々の暮らしの舞台ですが、最近は宿泊施設に変身して人気を集めています。

【登場人物】

東太郎(あずま・たろう、30) 中堅記者。千葉県出身。人生初の「関東脱出」で京都支社に転勤し半年。取材時もオフの日も突撃精神で挑むが、時に空回りも。「今年の夏の暑さは去年よりマシ」と聞いて驚いた。

竹屋町京子(たけやまち・きょうこ、25) 支社の最若手記者。地元出身、女性ならではの視線から、転勤族の「知識の穴」を埋める。町家泊まりがブームと聞いて、最初は「どうしてあんな暑くて寒い建物がいいの?」と不思議だった。

岩石巌(がんせき・いわお、50) 支社編集部門の部長。立場上、地元関係者との交遊も広く、支社で一番の「京都通」を自認する。現在、住んでいる13階建ての賃貸マンションは景観規制の厳しい京都市内でも有数の高さ。(登場人物はフィクションです)



■京町家1棟を貸し切り

竹屋町京子 部長、観光のことでご相談があるんですが。東京から観光に来た友人にあるホテルを紹介したんですけど「京都らしさ」に欠けると言われてしまったんです。

風情を生かしながらリノベーションした京町家

岩石部長 ぜいたくな友達だな。秋は京都観光のトップシーズンで、できれば避けるのが無難だと考える人もいるぐらい。宿が確保できただけでもいいじゃないか。

東太郎 今、何と言われました?紅葉は秋しか見られないんですよ!秋に京都の情緒を味わうというのは日本人の特権です。今日こそは、私のとっておきの取材成果を披露しましょう。

部長 大丈夫だろうな。おまえには何度も痛い目に遭わされているぞ。

太郎 お任せください。早速説明したいのが、最近広まっている町家を改装した宿泊施設です。京都特有の細い路地を1本入ったところにあったりして、これぞ「本物の京都」って感じで。1棟丸ごと貸し切り、というのもあります。

京子 町家といえば坪庭や木製の格子に風情があって、女性を中心に人気が高まってますね。

太郎 宿泊形態は様々です。1棟貸しタイプから、朝食のみを提供する和風旅館の片泊まりタイプ、それに大人数で相部屋に泊まるゲストハウスタイプまで、ニーズに応じて選べます。

祇園のゲストハウス「一円相」は利用客の9割以上が外国人客

京子 1棟貸しは特に関東からの観光客に人気があるんですよね。片泊まりは「夕食は祇園や先斗町に行きたい」という人におすすめ。ゲストハウスは1泊3000円程度からと比較的安価で泊まれるのが特徴ですね。

太郎 国内客にも人気がありますが、祇園のゲストハウス「一円相」の利用客の9割以上が外国人客というように、海外での人気も高いんですよ。すべてのタイプに共通しているのは、ゆっくり京都を楽しみたいという長期滞在派に向いている、という点でしょうか。

部長 うむ。ホテルや旅館もいいが、京都好きのリピーターには一度試してもらいたいな。我々も早速、太郎おすすめの1棟貸し町家の見学に行ってみるとしよう。

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