一見さんお断り、突破するには…京都ここだけの話(3)

「抜け道」は意外なところに

部長 それで太郎くんよ、特ダネって一体なんなんだ。いつものガセネタか?

太郎 すみません。ホームページを開設している店や、店頭にメニューや料金を掲げる店は一見さんでも入店できる、っていう情報なんですけど……。

部長 こらっ!そういう店は、そもそも一見さんお断りじゃないだろ。

京子 大事な視点だと思います。最近は「ミシュランガイド」など京都の料理店を紹介した書籍が多いし、グルメサイトで店の情報が出ているところもあるの。そうした店の多くは、初めての人でも利用できるものね。

部長 なるほど。そもそも祇園や先斗町あたりじゃ、一見さんお断りのお茶屋と同じ外観なのに誰でも入れる店があるけど、あれは不慣れな人には区別がつかないしな。店頭まで来て、雰囲気に押されてあきらめるのはもったいない。

京子 それに最近まで一見さんお断りだったのに、不景気で「誰でもどうぞ」に改めた店も続出していると聞きます。先輩のいうように、事前に「一見さん可」と判断できれば、観光客の飲食も選択肢がずいぶん広がるんじゃないかしら。

太郎 そうそう、それが言いたかったんです!付け加えると、夜は一見さんお断りでもランチならOK、という店もあるんです。そんなの、京都に転勤してくるまで知りませんでした。お昼時に通って顔を売れば夜の突破口になるんじゃないか、って考えてるんです。

部長 メディアで紹介されすぎて長年のひいき筋でも予約が取りにくくなり困った、という話もある。そもそも限られた人だけに絞っているからこそ魅力が維持できている、という側面もあるわけだし。

太郎 「一見さん事情」は奥深いですね。

(京都支社 重田俊介)

次回は9月1日公開予定です。

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