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舞妓さんと宴席 その相場は… 京都ここだけの話(2)

2011/8/4

出張や旅行で京都へ、となると思い浮かべる人が多いのが舞妓(まいこ)さん。華やかだけど敷居が高そう、といったイメージがありますが、実際のところはどうでしょう。

【登場人物】
東太郎(あずま・たろう、30) 中堅記者。千葉県出身。人生初の「関東脱出」で京都支社に転勤し半年。取材時もオフの日も突撃精神で挑むが、時に空回りも。最近は休日でも必ずカメラを持ち歩くようになった。
竹屋町京子(たけやまち・きょうこ、25) 支社の最若手記者。地元出身、女性ならではの視線から、転勤族の「知識の穴」を埋める。祇園に近い四条大橋から鴨川の上流を眺める風景がお気に入り。
岩石巌(がんせき・いわお、50) 支社編集部門の部長。立場上、地元関係者との交遊も広く、支社で一番の「京都通」を自認する。自室の壁に地元金融機関からもらった市内地図を張り、訪れた名所をチェック。(登場人物はフィクションです)

◇            ◇

■「割り勘」なら1万円でも

東太郎 うーん、弱りました。

岩石部長 珍しく元気がないな。本格的に夏バテか。

竹屋町京子 東京から遊びに来る先輩が「舞妓さんと遊びたい」ってリクエストしてくるそうです。

太郎 まだ土地勘がなくて……。そもそも舞妓遊びはどのぐらいかかるんでしょう?

部長 お茶屋遊び、と上品に言った方がいいぞ。京都には5つの花街(かがい)があって、それぞれにお茶屋と置屋(おきや)がある。

京子 舞妓さんや芸妓(げいこ)さんを呼べるお座敷があるのがお茶屋で、彼女たちが住み込んでいるのが置屋ですね。

部長 お茶屋に呼ぶと飲食代のほかに、彼女たちが置屋を出てから戻るまでの時間に応じた料金、花代がかかる。

太郎 なるほど。

お茶屋が並ぶ祇園の花見小路(京都市東山区)

部長 松竹梅で説明しよう。松は午後6時ごろからお座敷に入る場合。お茶屋によっても幅はあるが、こちらの負担は1人あたり飲食代込みで6万円くらいと見ておけばいいかな。

太郎 ……。

部長 竹にあたるのが、午後9時ごろからの「後席(あとせき)」。続けて2次会にまで呼んでいただいた分は多少安くしましょう、というわけだな。もっとも最近は企業も接待費が減り、彼女たちを呼ぶのは後席だけというケースも増えているそうだ。

京子 お茶屋は一見(いちげん)さんお断りですから、知り合いに常連さんがいないと入れないんですよね。

部長 いや、そうとも限らない。つてがなくても、お茶屋と提携しているホテルや旅館、料理店に頼めば舞妓さんを呼んでもらえる。それにこっちが大勢なら、1人あたり1、2万円ぐらいにおさまる。これが梅、だな。

太郎 それでも1万円以上ですか……。

京子 夏限定ですが、気軽に舞妓さんに会える場所もありますよ。今から行ってみましょう。

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