仮面ライダーの変身ベルト、ヒットの不思議男の子向けキャラクター好調の裏に「パパ」の存在

「見て、このおもちゃ! いつも売り切れだったけど、やっと買えたんだ」。大喜びで話す小学生、国本玄輝を見た探偵の深津明日香が興味を示した。「そういえば、男の子向けキャラクターのおもちゃは次々ヒットしているわ。なぜかしら」

少子化でも30%増

おもちゃ売り場には男の子向けキャラクター商品がずらり(東京都江東区のイトーヨーカドー北砂店)

2人はまず調査会社のGfKジャパン(東京・中野)に、2009年と10年のおもちゃの売れ筋ランキングを教えてもらった。どちらも1位は仮面ライダーシリーズの変身ベルト。上位には戦隊ヒーローモノや現代版ベーゴマのベイブレードなど、テレビや漫画でおなじみのキャラクター商品が入っていた。

市場規模を調べると、おもちゃ全体の09年度の国内販売額は08年度より0.9%減。だが、男の子向けキャラクターは逆に30%増え、3年連続で伸びていた。

次にライダーシリーズなどを販売するバンダイに向かった。応対してくれた安斎直樹さん(36)は「これまでは変身ベルトやロボットが中心でしたが、最近はベルトなどに付けるメダルやカギなどの追加アイテムを増やしています」と話す。

ベイブレードの発売元、タカラトミーでは真下修さん(47)が答えてくれた。「男の子の心をつかむため、商品を自分なりに改造できるようにしています。多くの種類を用意しており、集める楽しさもあります」

「女の子は男の子より早くおもちゃを卒業して、ファッションなどに興味が移ると聞いたけど、それにしても偏っているわ」。そこで、子育ての意識調査をしている電通の森口有紀さん(43)に質問してみた。

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