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そぞろ歩きが楽しい温泉街

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外湯訪ねてカランコロン

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NIKKEI STYLE

いよいよ師走。寒い季節には体が温まる温泉がぴったりだ。町並みに風情があり、共同浴場(外湯)や店が充実しているそぞろ歩きが楽しい温泉街を専門家に選んでもらった。

645ポイント
城崎温泉(兵庫県豊岡市) 
 個性の違う7つの外湯が楽しめる。外湯を生かすため、各旅館の風呂の大きさを制限するなど町ぐるみで協力。飲食店や土産物店なども並び、楽しく歩ける。志賀直哉など文豪が滞在したことでも知られ、至る所に記念碑もある。同温泉街では浴衣が正装で、着こなしを助言する「ゆかたご意見番」を約30店に配置しており、浴衣での町歩きが気軽にできる。
 「中心を流れる川には柳が揺れ、太鼓橋がかかっており絵になる。湯めぐりのほか、冬は松葉ガニが味わえる」(坪田三千代さん)、「駅が玄関、通りが廊下、外湯がお風呂、土産屋がお土産コーナーと町全体が一つの旅館のよう」(富本一幸さん) (1)JR山陰本線・城崎温泉駅で下車(2)0796・32・3663(城崎温泉観光協会)
535ポイント
渋温泉(長野県山ノ内町) 
 木造の旅館が並び、石畳の路地が縦横に走る温泉街。路地を歩けば、昔ながらの射的場やスマートボール、卓球場などに出合える。宿泊客は町に点在する9カ所の外湯に無料で入浴できる。回った外湯のスタンプを押す「巡浴祈願手ぬぐい」など町歩きを楽しくする仕掛けも。温泉まんじゅうも有名で、クリまんじゅうや酒まんじゅうなど店ごとに様々な風味を楽しめる。
 「温泉めぐりのほか、そばの食べ歩きもおすすめ」(小林しのぶさん)、「木造多層の宿が多く残り、歴史を感じる町並み。食事どころや飲み屋なども充実しており、1人でも楽しめる」(野口冬人さん) (1)長野電鉄・湯田中駅から上林行きバスで約7分(2)0269・33・2921(渋温泉旅館組合)
470ポイント
草津温泉(群馬県草津町) 
 中心部にある町のシンボル「湯畑」からは毎分4000リットルの温泉が噴き出す。周囲は瓦を敷き詰めた歩道になっており、足湯や湯もみショーが開かれる施設などがある。夜はライトアップされ、昼とは違った雰囲気に。主に住民が利用する18の共同浴場のほか、500平方メートルの大露天風呂も。
 「湯畑から延びる通りは多くの土産物店や小さくて静かなカフェが並ぶ。近くにある公園で川辺に腰を下ろし、天然の足湯を楽しむのもおすすめ」(本多美也子さん)、「町の中で大きく勢いある湯畑が眺められるだけでも貴重」(瀬戸川礼子さん) (1)JR吾妻線・長野原草津口駅から草津温泉行きバスで約25分(2)0279・88・0800(草津温泉観光協会)
410ポイント
道後温泉(松山市)
 明治27年(1894年)建造の木造3階建ての公衆浴場「道後温泉本館」が有名。道後温泉駅から続く商店街には約60店が並ぶ。「温泉はもちろん、地ビールの店や名物の坊っちゃん団子を味わえる喫茶など飲食店も充実している」(村上真一さん) (1)伊予鉄道・道後温泉駅で下車(2)089・943・8342(道後温泉旅館協同組合)
330ポイント
有馬温泉(神戸市)
 六甲山中にあり、斜面を縫うように続く細い道に店が並ぶ。「金の湯」「銀の湯」の2つの共同湯のほか、食事付き日帰りプランのある宿も多い。「地サイダーを飲みながら歩くのが楽しい」(井門隆夫さん)、「泉質の違う2種類の温泉が楽しめ、バーやカフェも充実」(小林さん) (1)神戸電鉄・有馬温泉駅で下車(2)078・904・0708(有馬温泉観光協会)
295ポイント
別府温泉(大分県別府市)
 市街地と周辺に広がる8つの温泉地で構成。鉄輪地区を中心とした地獄めぐりのほか、最近は大正・昭和のレトロな民家や外湯が残る別府駅周辺の路地裏ツアーも人気。共同湯は市内に100カ所以上ある。「駅近くの商店街では豚まん、温泉コーヒーなどが味わえる」(村上さん) (1)JR日豊本線・別府駅で下車(2)0977・24・2828(別府市観光協会)
280ポイント
銀山温泉(山形県尾花沢市)
 かつて銀の産出地として栄えた。川沿いに大正・昭和時代に建てられた木造多層の宿や店が並ぶ。「大正ロマンの雰囲気の小さな温泉街。夜にともるガス灯や木造の建物は絵になる」(村田博之さん)、「昔の坑道口などがある山の散策も楽しい」(坪田さん) (1)JR山形新幹線・大石田駅からバスで約40分(2)0237・22・1111(尾花沢市商工観光課)
250ポイント
伊香保温泉(群馬県渋川市)
 石段の両側に飲食店や旅館、土産物店などが連なる。日帰り入浴できる施設も多い。「石段を上りながら土産物店や昔ながらの喫茶店で休むのも楽しい」(本多さん)、「石段を上った後はその奥の源泉で汗を流したい」(村田さん) (1)JR上越線・渋川駅からバスで約30分(2)0279・72・3151(伊香保温泉観光協会)
240ポイント
野沢温泉(長野県野沢温泉村)
 中心部の「大湯」など地元の人が管理・利用する13カ所の共同浴場がある。源泉で町の人が野菜や卵をゆでる光景が見られる。冬はスキー客でにぎわう。「湯煙を上げる源泉で野沢菜をゆでる風景は必見」(小林さん)、「外湯めぐりもいい」(野村菜津子さん) (1)JR飯山線・戸狩野沢温泉駅からバスで約20分(2)0269・85・3155(野沢温泉観光協会)
10
230ポイント
山代温泉(石川県加賀市)
 明治時代の共同浴場を復元した「古総湯」が今秋完成。同浴場を囲むように宿などが並ぶ一帯は「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼ばれ、風情ある町並み。足湯やわき水スポットも。「北大路魯山人が滞在した建物や修業した窯元を訪ねるのも楽しい」(坪田さん) (1)JR北陸本線・加賀温泉駅からバスで約12分(2)0761・77・1144(山代温泉観光協会)

温泉街を歩く楽しみの一つは外湯めぐりだろう。1位の城崎温泉には7つあり、洞窟風呂の「一の湯」、庭園風呂の「鴻の湯」、ガラス屋根の「御所の湯」などいずれも個性的。日帰り入浴用の共通券もあり、気軽に楽しむことができる。

2位の渋温泉には泉質が異なる9つの外湯がある。うち日帰り入浴できるのは「渋大湯」だけだが、宿泊客はすべてに無料で入れる。複数の外湯を無料で開放しているところもあり、3位の草津温泉には18カ所、9位の野沢温泉には13カ所、そうした浴場がある。

このほか10位内の温泉街にはいずれも魅力的な外湯がある。住民が利用する施設も多く、地元の人と話しながら入るのも楽しい。ただ、本来は観光客向けではない外湯も多いので、勝手に水で薄めないなどマナーには注意しよう。

古い町並みも趣がある。10位内は開湯千年以上のところが大半で、最も新しい7位の銀山温泉でも数百年の歴史がある。江戸時代に栄えたところも多く、3位の草津は当時の温泉番付で東の大関(当時の最高位)、5位の有馬は西の大関だった。現在の建物は大正以降のものが多いが、歴史の厚みが風情ある雰囲気を醸しだしている。

もちろん、カフェや工芸品店など新しい店もできている。新名物も登場しており、有馬温泉の「てんぷら」はさつま揚げのことで、和製ファストフードとして親しまれている。銀山温泉の「カリーパン」は大正ロマンの雰囲気が残る温泉街らしい新名物として人気だ。古い町並みの中、浴衣姿でげたの音を響かせながら外湯を回り、途中でカフェや名物を味わう。街全体を楽しむ温泉のテーマパークともいえる。

黒川など自然の中の温泉街も

ランキングの上位にはにぎやかな温泉街が並んだが、自然に囲まれた静かな温泉街を推す声も多かった。その代表が、黒川温泉(熊本県南小国町)だ。大分県との県境に近い山間部にあり、川沿いの雑木林の中に旅館や店が点在する。温泉街共通の「入湯手形」を買えば、旅館3軒の露天風呂に入浴が可能で、森林浴を楽しみながら、温泉につかることができる。

北海道では切り立った峡谷に囲まれた層雲峡温泉(北海道上川町)の名もあがった。1月には氷のトンネルなどをライトアップする祭りもある。

山奥の湯治場、肘折温泉(山形県大蔵村)を推す声もあった。冬は雪見風呂を楽しめ、4~11月には「毎日、地元農家の朝市が立つ」(野口さん)。


 表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)最寄り駅などからの交通(2)周辺観光情報などの問い合わせ先
 調査の方法 全国の温泉街が対象。温泉街らしい情緒があるかどうか、外湯の充実度、飲食店の多さ、歩いて回るのに適度な大きさかどうか、食べ歩きができるような名物があるかなどを基準にぶらぶらと歩いて楽しめる温泉街を順位を付けて選んでもらった。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)。
 井門隆夫(旅館コンサルタント)▽小林しのぶ(旅行ジャーナリスト)▽瀬戸川礼子(ジャーナリスト)▽坪田三千代(旅ライター)▽富本一幸(トラベルニュース編集長)▽野口冬人(旅行作家)▽野村菜津子(トラベルライター)▽本多美也子(旅行ジャーナリスト)▽村上真一(実業之日本社ブルーガイド国内版編集長)▽村田博之(「オールアバウト」名所・旧跡ガイド)

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