働き方・学び方

イチからわかる

スターそろう「当たり年」なぜあるの?

2010/12/6

「今年の早稲田大野球部はプロのドラフト1位が3人も出て逸材ぞろいだったな」。所長のつぶやきに国本玄輝が質問を投げた。「それを『当たり年』って言うんでしょ。なぜすごい人がそろったの」。所長は探偵の深津明日香に調査を命じた。

スポーツで例多く

88年生まれでは、早大の斎藤佑樹選手(写真)と楽天の田中将大選手がライバル

調べ始めるとスポーツでは同じ学年の選手が活躍する例がいくつもあった。野球では1980年度に大リーグの松坂大輔選手やソフトバンクの杉内俊哉選手ら、73年度はイチロー選手や西武の石井一久選手などがいる。早大の斎藤佑樹選手と同じ88年生まれでは、楽天の田中将大選手らが先にプロで活躍している。

サッカーは小野伸二選手ら79年生まれが「黄金世代」と呼ばれ、将棋では羽生善治・3冠を筆頭に70年生まれに強い棋士が集まる。「野球だけじゃないんだ」と玄輝は驚いた様子。

「企業にも当てはまるのかしら」。企業情報に詳しい東京商工リサーチで上場企業(7月15日現在)の社長の生まれ年を教えてもらった。出生数が多い47~49年の「団塊世代」が社長の数でも多いのは予想通りだったが「53年や58年生まれの社長がその前後の年より目につきます」(同社)。

53年生まれの社長は135人いて、52年の1.3倍、54年の1.6倍。58年(社長94人)は57年の1.4倍、59年の1.3倍だ。

IT(情報技術)業界では70年代半ばに生まれた創業者が多い。インターネットでヒトの輪を広げるサービスが人気のミクシィ社長の笠原健治さん、ネットサービス会社のはてな(京都市)社長の近藤淳也さんは同じ75年生まれだった。

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