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3つ星スイーツ

人気スイーツ、女性の心をつかむ秘策 3つ星セミナー

2010/11/25

試食会ではシェフ自ら「うらわろーる」を振る舞った(17日、東京・大手町)

 主に東京近郊の店の中から、専門家らが実際に食べ比べておすすめの菓子を星付きで紹介している「今週の3つ星スイーツ」。電子版の読者にも星を取ったケーキを食べてもらい、シェフの生の声を聞いてもらおうと11月17日、試食付きの無料セミナーを日経本社(東京・大手町)で開いた。電子版の女性登録会員を中心に募集し、約100人が参加。シェフが語るスイーツの開発秘話に耳を傾け、シェフ自らふるまうケーキに舌鼓を打った。

 「今週の3つ星スイーツ」は3月23日に連載を開始したが、読者を集めたセミナーを開くのは今回が初めて。第1部で電子版の活用術を紹介した後、第2部でパネルディスカッションを開いた。パネリストは、3つ星スイーツのロールケーキの回で「うらわろーる」が1つ星だった浦和ロイヤルパインズホテルのシェフパティシエ(菓子職人)、朝田晋平さんと、3つ星スイーツの選定委員、平岩理緒さんの2人。「スイーツ・マーケティング最前線」と題し、電子版ライフセクション編集長の加藤仁の司会で、新製品開発の秘策やスイーツ業界の展望などについて話し合った。

 ――まずお2人を紹介します。朝田さんは世界大会で準優勝の経験があるそうですね。

「スイーツセミナー」に登壇した朝田氏

 朝田氏 フランスのリヨンで2年に1回開かれている世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」に2001年、日本予選を経て日本代表として出場し、準優勝しました。スタッフにはいつも「1番を目指そう」と言っています。1番を目指して努力していれば、結果的に1番になれなくても、何かしら得られるものがあります。

 ――平岩さんは仕事柄、たくさんのお菓子を食べているそうですが?

「スイーツセミナー」に登壇したスイーツ評論家の平岩氏

 平岩さん 月に食べるスイーツは100種類ぐらいになります。この3つ星スイーツで月に20種類食べるほか、月に試食会が4~5回ありますから、全部で100種類ぐらいになります。ただ、それぞれのケーキを丸ごと食べると食べた順番で公平な判断ができなくなるおそれがあるので、試食するときは、2分の1から3分の1を食べ、全量を食べたときのことをイメージするようにしています。

 ――日本のスイーツは世界的にかなりの高水準だと思いますが、いかがですか?

 朝田氏 今年3月、フランスに菓子の大会の審査員で行きましたが、日本はパティシエの技術も、消費者の味覚も世界トップの水準にあるのは間違いないと思います。この30年間、西洋の菓子技術を吸収し急激に進歩しました。面白いのは、ただまねるのでなく、しょうゆの文化、つまり日本の文化や味覚をうまく融合して独自の味を築き上げたことです。そして今やその文化が、本場フランスはもちろん世界中で認められています。海外の関係者から「われわれにとって脅威だ」と言われるほどです。お客様も本当に本物の味をわかってくださる方が増えました。この業界には(現場で作らずに済む業務用の)既製品があるのですが、そんなものを使うとすぐ見抜かれます。


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