和風カップめん、「味の境界線」は関ケ原
編集委員 小林明
日本人の味覚には様々な地域差がある。
たとえばうどんのつゆ。関東ではドンブリの底が見えないほど色が濃く、味はカツオ風味が強くてやや甘辛いが、関西ではドンブリの底まで透けて見えるほど色が薄く、味は昆布だしがきいてあっさりしている。互いにかなり異なるのが実情だ。
では、東西の境界線というのは存在するのだろうか?
「岐阜県の関ケ原で日本の味の文化圏が東西に分かれているらしい」
食品業界でこんな話を耳...
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