歩いてみよう政治の中心地「永田町名所マップ」

国立国会図書館 蔵書がずらり 名物丼が評判

国内で発行されたすべての出版物は、国会議事堂に隣接する国立国会図書館に収められている。18歳以上なら氏名、住所などを入り口の端末に打ち込むだけで入館できる。学校や地域の図書館のように個人向けの貸し出しはしておらず、原則、館内での閲覧か有料コピーサービスを利用する。

蔵書が膨大なため、一日いても飽きることはない。目当ての資料は館内の検索用端末で申し込み、数十分でカウンターに届く。6階の食堂では、親子丼の上にカツをのせた「新国会丼」(600円)が国会図書館の名物で、「世襲(=親子)に勝つ(=カツ)」という意味だそうだ。


憲政記念館 歴代首相の肉声も

国会議事堂の北東に位置し、憲政史を様々な資料や映像で紹介している。大日本帝国憲法施行の「官報号外」などの展示物や、吉田茂、石橋湛山など歴代首相の肉声をボタン1つで聞くことができるコーナーもある。帝国議会の立体ビジョンコーナーなどは子どもにもわかりやすいように工夫を凝らしている。

お薦めは館内のレストラン「霞(かすみ)ガーデン」。雑誌などに取り上げられたこともあり、オムライスハヤシソース(1000円)が人気。永田町見学で疲れたらここで一休みしたらどうだろう。


国会前庭

国会正面の前方に広がる国会前庭は桜やハナミズキの木々に囲まれ、都会のけんそうを忘れさせてくれる。並木道を挟んで、北側は洋式庭園、南側は和式庭園に分かれ、開園時間は午前9時~午後5時30分。洋式庭園にそびえる三角形の時計塔は、それぞれの面が国会議事堂、最高裁判所、霞が関の官公庁を向いており、立法、司法、行政の三権分立を象徴している。


首相官邸 物々しい警備・内部見学はNG

国会議事堂近くに物々しい警備が敷かれたガラス張りの建物がある。せっかく永田町に来たからには最後に首相官邸の内部を見学したい、と思っても屈強な警察官に止められてしまう。ここは一般客には原則、「見学禁止」だ。壁越しに見える首相の住まいの首相公邸は、かつて旧官邸として使われていた。壁には二・二六事件の弾跡も残る昭和初期の歴史的建物。旧官邸の番人だったミミズクの彫刻も、時を超えてこの町を見下ろしている。


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