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くらし&ハウス
暮らしの知恵

2010/8/2

暮らしの知恵

国土交通省によると、全国の宅地の空き地面積は約13万ヘクタール(2003年)あり、5年間で約6000ヘクタール増加した。空き地が増える一因は所有者の高齢化だ。

空き地への苦情が毎年30~40件舞い込むという東京都板橋区の担当者が所有者について調べたところ、「高齢で、遠方にある子どもの家や介護施設に移り、更地のまま放置している土地が多い」(同区土木部工事課)。子世帯が相続したものの所有意識が乏しかったり、権利関係が複雑になったりして管理されなくなる土地もある。

さらに昨今の景気低迷が影を落とす。仙台市では郊外の空き地が目立つ。「将来、家を建てようと土地を購入したが経済事情からあきらめた人や、投資目的で土地を買ったが逆に下がってしまい売れなくなった人が多いのでは」と同市生活衛生課は見る。

対策はなかなか進まない。条例などで所有者に空き地の適正管理を義務付ける市区町村は300近くあるが、「持ち主に電話や手紙で指導する」という対応が一般的で、改善に至らないことが多い。

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