しっとり系vs.ふんわり系 ドーナツ対決

しっとり系とふんわり系があるドーナツ。あなたはどれが好み?(写真はネインの「プレーン」)

おやつとして、子どもから大人まで人気のドーナツ。片手で食べられる気軽さや手ごろな価格のほか、チョコレートや糖衣をまとった甘いものから素朴なプレーンまで、様々な風味を楽しめるのも魅力だ。昔からのチェーン店に加え、新しい店も相次いで登場している。「今週の3つ星スイーツ」ではドーナツを特集。プレーンを中心に様々な種類のドーナツを食べ比べた。


審査はいつものように、専門家らでつくる「日経スイーツ選定委員会」が担当。専門家らが推薦した東京都近郊の10店舗の商品を購入して試食した。各店舗からは専門家がすすめる味のドーナツを2~3種類ずつ購入。プレーンを中心に10店舗合わせて29種類を食べ比べ、その中から極上のドーナツを選んだ。票を集めたのは、生地にこだわった正統派のドーナツだった。

★★★(3つ星)=文句なしのおいしさ。スイーツファンならぜひ食べるべき
★★☆(2つ星)=抜きんでている。電車賃を使ってでも買いに行きたい
★☆☆(1つ星)=水準を大きく上回る。遠回りしてでも買いに行きたい

●ちなみに(前編)…ドーナツは作り方で3種類

生地の製法で3種類に分けられるドーナツ(写真はフロレスタのケーキタイプ「オーガニックシナモン」)

極上のドーナツを紹介する前に、商品の説明がより深く理解できるように、まずドーナツの種類について簡単な説明をしよう。生地によって種類が大きく3つに分かれ、同じように油で揚げても、食感も味わいも大きく異なる。(知っている人は読み飛ばしてください)。違いは、小麦粉の膨らませ方。ベーキングパウダーで膨らせる「ケーキドーナツ」、イースト(酵母)で発酵させる「イーストドーナツ」、水蒸気の力で膨らませる「クルーラードーナツ」の3つだ。

ケーキドーナツは家庭でもおなじみの味で、市販のホットケーキミックスやドーナツミックスを使って作るとこのタイプになる。しっとり滑らかに仕上がる。イーストドーナツはパンのように発酵させて作るため、ふんわりもっちりした食感が特徴だ。パン専門店で売っているドーナツはほとんどがこのタイプだ。クルーラードーナツはシュー生地を使い、その中の水分の力で膨らみ、香ばしさと軽さが特徴だ。ドーナツ専門店はこの3種類の生地を商品によって使い分けている。

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