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3つ星スイーツ

マドレーヌ、決め手は濃厚バターとふんわりはちみつ

2010/5/27 日本経済新聞 電子版

バターの香りが芳しいマドレーヌ。隠し味にはちみつも(写真はルコントの「プティマドレーヌ」)

フランスの焼き菓子と言えば、最近、マカロンにばかり注目が集まるが、バターの香りが芳しいマドレーヌも忘れてはいけない。老舗洋菓子店が手掛ける懐かしい味から、新進気鋭のパティシエ(菓子職人)が作るマドレーヌまで様々な商品があり、幅広い世代に人気がある。極上の菓子を紹介する「今週の3つ星スイーツ」は今回、マドレーヌを取り上げた。全体に水準が高く、4つの商品が星を獲得した。


マドレーヌはバターの香りのほか、形も大きな特徴だ。フランスでは貝殻形が定番だが、日本には花の形をした少し厚めのアルミはくのカップ入りも多い。専門家らで構成する「日経スイーツ選定委員会」が、いつも通り、東京近郊から候補に厳選した10商品を食べ比べた。残念ながら3つ星はなかったが、はちみつがやさしく香るマドレーヌとバターの香りが重厚なマドレーヌが2つ星に輝いた。

★★★(3つ星)=文句なしのおいしさ。スイーツファンならぜひ食べるべき
★★☆(2つ星)=抜きんでている。電車賃を使ってでも買いに行きたい
★☆☆(1つ星)=水準を大きく上回る。遠回りしてでも買いに行きたい
2つ星となったルコントの「プティマドレーヌ」

★★☆ ルコント「プティマドレーヌ」

〈特徴〉フランス人パティシエ、アンドレ・ルコント氏が1960年代に開業した、フルーツケーキなどの焼き菓子で有名な店のマドレーヌ。ルコント氏の出身地であるフランスのロワール産のはちみつを使って仕上げており、優しい甘みと味わいが特徴。一口サイズで口溶けもよく、何個も食べたくなる。フレッシュなレモンの皮もたっぷりと配合しており、甘いなかにもさわやかさを漂わせている。

パリのホテル「ジョルジュ・サンク」で働いていたルコント氏が来日したのは1963年。東京オリンピック開催の際に誕生したホテルオークラで、本格的なフランス菓子の技術指導にあたった。1968年には自分の店を東京・六本木に開業。日本にフランス菓子を広めた草分けの一人として知られる。

〈感想〉「優しいはちみつの香りと卵の温かい味わいに懐かしさを感じる」(下園昌江さん)、「透明の箱の中に小さなマドレーヌが並んだ様子が愛らしい」(平岩理緒さん)、「優しい味わいながら、バターの甘い香ばしさも楽しめる」(清水好夫さん)

〈価格〉15個入り1575円、普通サイズのマドレーヌは1個273円(取り寄せ可)

〈店舗〉東京都港区南青山1―1―1新青山ビル西館B1(電話03―3475―1770)月―金は午前9時30分~午後9時、土は午前9時30分~午後8時、日・祝は午前10時30分~午後7時(無休)、東京ミッドタウン店、日本橋三越店、銀座三越店、新宿伊勢丹店、高島屋東京店もあり。

※上記の店舗は2010年9月に閉店、2013年3月から以下の場所で営業しています

〈店舗〉東京都港区南麻布5-16-13(電話03-3447-7600)午前10時30分~午後7時

→次ページではバターの香りが際立つ、あの名品が登場



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