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名前の流行100年史 戦前は「清」、戦後は… 編集委員 小林明

2011/5/27

名前には時代ごとの流行がある。各時代の世相や出来事、有名人などの影響を受けて、刻々と変化するためだ。

「ということは……、その変遷や法則をきちんと頭に入れておけば、名前を聞くだけで、その人の生まれた時代を予想できるはず!」。そう思い立ち、過去約100年にわたる名前の流行の変遷を調べてみることにした。すると興味深い実態が浮かび上がってきた。

まず、手始めに最新の流行をつかんでおこう。

表1を見てほしい。

これは平成22年(2010年)生まれの男性名の人気ランキング(明治安田生命保険調べ)である。「表記」のランキングを見ると、最も多い名前は大翔・ひろと(はると、やまとなどと読む場合もある)。次いで2位の悠真・ゆうま(はるま、ゆうしんなどと読む場合もある)、3位の翔・しょう(かける、そらなどと読む場合もある)と続く。一方、「読み」のランキングでは、首位はると、2位ゆうと、3位ゆうまの順に続く。

大きな特徴をまとめると(1)「翔」「颯」「大」「太」「悠」「斗」の漢字(2)「○う○」という読み(3)「―た」「―き」「―と」という読み(4)3音の読み――の人気が高いこと。

例えば、表記では上位19位のうち15個までが「太」「大」「翔」「悠」「颯」「斗」のどれかの漢字を使っており、読みでは上位20位のうち12個までが「―た」「―き」「―と」のいずれかに属している。同じように、3音や「○う○」の名前も相当に多いことが分かる。

昨年は寅(とら)年だったため、9位には大雅・たいが(タイガー)、12位には虎太郎・こたろうや琥太郎・こたろうなど、干支(えと)にちなんだ名前もランク入りしている。

これらが昨年の名前のトレンドである。

では、こうした流行を過去約100年分について調べてみると、何が分かるのだろうか?

清→勇・勝→博・茂→誠→大輔→翔太→大輝→大翔……

実は、こんな大きな流れが浮かびあがる。

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