スマホの地図機能、女性の利用は4割にとどまっているが…

スマホといえば、地図の機能が格段に使いやすくなった。位置情報の機能を使って現在位置の地図を即座に表示し、目的地までのナビゲーションを行う機能もある。ミリオンセラーとなった「話を聞かない男、地図が読めない女」では、脳の空間認識の違いにより、進行方向と地図の向きを一致させないと、地図の情報を読み取りにくい女性が多いとされていたが、スマホの地図は使われているのだろうか。



地図好きなのは男性

博報堂の調査によると、男性の半分以上が地図機能を活用しているのに対して、女性は4割にとどまっていた。「やはり地図そのものへのアレルギーがあるのではないか」(広報室の牧志穂さん)という声もあるが、スマホには進行方向と地図の向きを一致させるコンパス機能が備わっている。今後こうした機能を使いこなす女性が増えれば、地図活用の男女差をスマホが解消していくのかもしれない。

地図に加えて男性が好むのは、スマホをビジネスに活用することだ。ニュースを読んだりスケジュール管理に使ったりする割合や、仕事の最中と合間に使う割合は、男性の方が高い。また使っている無料アプリでも、ビジネス系やお金の運用、ニュースに関連するものが女性より好まれている(図D)。

男女によるスマホ活用の違いを一言でまとめると、男性が自己啓発に熱心なのに対して、女性は生活や交流をより楽しむための使い方が中心となっているといえる。スマホの利用は、新しいもの好きの男性に始まって、流行に敏感な女性が続いた。一連のデータはこうした女性の傾向が色濃く反映された調査結果とみることもできる。

最近は加えて「まわりのみんなが使い出したから」といった一般層の利用が増えてきている。今後、利用者層が広がっていくと、スマホの使い方の男女差も変わっていくことだろう。

(生活情報部 稲川哲浩)