電車の中でスマホを使っている女性が、ものすごい勢いで画面をたたいている光景を最近よく見かける。何をやっているのか不思議だったが、どうやら大量のツイッターやメールの内容をスクロールしていたようだ。「いつも人とつながっている感じが好き」というのが、のめり込む理由になっているのだ。

アプリ起動回数、女性は男性の1.4倍

ソフト開発会社のミログ(東京・大田)が世界規模で実施した調査では、「スマホを使う男性より女性の方が、アプリを起動する回数が1.4倍多い」という結果が出た。起動したアプリのベスト3は、ブラウザーと電話、電話帳だ(図B)。ネットで何かを調べたり、電話をかけたりする機会は女性の方が多いということになるが、それは何のためなのか。

博報堂が調べたスマホ利用者の行動変化に関する男女差の統計をみると「分からないことがあったらすぐ検索する」「屋外で検索しながら行動を決める」としたのは、女性の方が1割弱も多い(図C)。このようにスマホを使って即座に問題を解決しようと行動するのは女性の方が多く、それがアプリの起動を増やしているようだ。

スマホではブラウザーのほかにも、使い勝手のよいアプリを使って情報を調べることが多い。女性の関心が高い無料アプリの分野は健康、医療、美容、料理など。「出先でおいしいランチの店を調べたりしているのではないか」(博報堂DYグループの入江謙太プロデューサー)という。

“写真好き”も女性の特徴

カメラ機能の品質へのこだわりが強く、スマホで写真を撮ったり見たりする機会が多いのも女性の特徴だ。友人との交流や子どもの様子、料理の盛り付けなどを頻繁に撮り、ブログなどにアップするといった使い方が多い。

次のページ
地図好きなのは男性