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専門家試食 おいしい「ご当地中華まん」でほかほかに

 

2016/1/10

 寒さが厳しくなると、手早く作れるホカホカの食べ物が重宝する。思いつくのは中華まん。栄養たっぷりな上、電子レンジで温めれば食事にもおやつにもなるのが魅力だ。最近は名産品を使ったご当地商品も多い。そこで取り寄せ可能なご当地中華まんを専門家が試食し、味の良さなどでランキングした。

■意外な組み合わせ人気

 上位には和牛や豚肉を使った定番に加え、ウニやちゃんぽんなど思わぬ食材を使ったものが並んだ。専門家からは「中華まんの見方が変わった」(dancyu編集部の斉藤賢太郎さん)などの声が多数あがった。

 起源は三国志の時代と言われる中華まん。大手の井村屋によると日本に伝わったのは南北朝時代だ。「当初は肉を小豆で代用し、あんまんじゅうとして定着した」。肉まんは明治時代に登場。昭和以降は日本独自の進化を遂げたという。今回の結果はその進化をまさに示した。

 一般に取り寄せ品は冷凍されて届く。そのまま温めるとぱさつくので「一度水にくぐらせるのがコツ」(ご当地グルメ研究会の松本学代表)。電子レンジで温める際は、深めの器に入れ、中華まんに触れないようにラップをかけるとふっくらする。

 各地の職人が生み出した、ちょっとびっくりする中華まんで、ホカホカ楽しい冬のひとときを過ごしてほしい。

1位 神戸牛肉まん(神戸市「皇蘭」) 740ポイント
 ■肉の甘さに品、ブランド牛をリーズナブルに 神戸の中華街「南京町」にある、点心とラーメンの人気店「皇蘭」が手掛ける牛肉まん。100%神戸牛を使い、玉ねぎと小麦粉も兵庫県産。「和牛の甘さに品があり、きっちり考え抜かれて作られた印象」(斉藤賢太郎さん)。肉は脂身のバランスを意識して刻まれており、味付けはすき焼き風味。1個60グラムと小ぶりだが、「牛肉のがつんとしたうまみと脂がおいしい。すき焼きのような濃い味付けで、満足度は大きい」(aiko*さん)、「リーズナブルな値段で、気軽にブランド牛が楽しめるのがうれしい」(松本学さん)。電話とインターネットでの注文のほか、JR新大阪駅構内や伊丹空港、神戸空港などの売店でも販売している。
(1)60グラム、5個入り1296円(2)(電)0120・86・1656 http://www.kouran.com/

2位 長崎角煮まんじゅう(長崎県長与町「岩崎本舗」) 650ポイント
 ■とろけるような角煮と生地が相性抜群 中国や西欧から伝来した料理が日本化した長崎の味、卓袱(しっぽく)料理。その定番の「角煮」を手軽に食べられるようにしたのが「角煮まんじゅう」だ。厳選した豚バラ肉を、化学調味料を一切使わずに秘伝のタレでじっくり煮込んだ。「角煮はとろけるように軟らかく、しょうゆの香ばしさと甘さが生きている」(檀まゆみさん)、「味がしっかりしていて生地とのバランスもよく、満足感がある」(宇多聡子さん)。長崎県内、福岡市内に店舗を構えるほか、全国各地の百貨店の物産展にも頻繁に出展している。「取り寄せるだけでなく、現地に行って食べてみたい一品」(陳啓明さん)
(1)75グラム、1個400円。1個から注文可能(2)(電)0120・65・0806 http://www.0806.jp/

3位 飛騨牛まん(岐阜県高山市「天狗中央精肉店」) 640ポイント
 ■ふっくらもっちり、肉もジューシー 創業以来、飛騨牛を扱う精肉店が手掛ける牛肉まん。肉質の等級が最高の5等級の飛騨牛を使い、直径約15センチ、重さ約150グラムとボリュームもたっぷりだ。「生地が分厚くふっくらもっちり。ジューシーで牛肉のうまみをしっかり楽しめる」(花井雅紀さん)、「肉らしさが前面に打ち出され、かみ応えがある。生地も具の力強さにマッチしている」(瀬戸理恵子さん)。
(1)150グラム、3個入り1543円(2)(電)0577・32・1470 http://www.takayama-tengu.com/

4位 関門うにまん 極(北九州市「芳賀茂元商店」)
 ■ウニあんの上に生ウニ盛りつけ 北九州市門司港にある「旬の居酒屋 海門」が独自に開発した。くりぬいた生地にクリーム状のあんを入れ、その上に生ウニを盛りつける。「ウニそのものが入っていて感動」(aiko*さん)。生地には福岡産の竹炭を練り込み、ご当地感を演出している。「高級感のあるパッケージと黒い生地に重厚感がある。贈り物に最適」(福地寧子さん)
(1)90グラム、3個2592円(2)(電)0120・952・852 http://kanmon-uniman.jp/

5位 明包(北九州市「味の丸屋」)
 ■めんたいこの辛さと豚肉の甘みが絶妙 めんたいこの専門店が手がけるミニ豚まん。めんたいこをふんだんに使い、もっちりさせるために低温発酵させた生地で包んだ。「めんたいこの辛さと甘みある豚肉の味わいが絶妙のバランス」(松本さん)
(1)65グラム、6個810円(2)(電)0120・08・1234 http://www.aji.co.jp/

6位 元祖かりの ちゃんぽんまんじゅう(長崎県大村市「狩野ジャパン」)
 ■魚介や野菜もしっかり味わえる 長崎名物、ちゃんぽんの麺やイカ、エビなど約10種類の具材を包む。「驚きのある一品。魚介の味、野菜のシャキシャキ感がちゃんと味わえる」(宇多さん)、「中華まんのイメージを変える」(斉藤さん)。
(1)50グラム、5個入り1080円(2)(電)0120・19・8090 http://chanpon-manju.com/

7位 牛たんまんじゅう 極(宮城県岩沼市「利久」)
 牛たんの有名店が手がけ、角切りとひき肉にした牛たんが入る。「牛たんのかみ応えとくわいのシャキシャキした食感のコントラストがよい」(檀さん)、「素材の生かし方に老舗の技を感じる」(福地さん)。
(1)180グラム、1個378円(2)(電)0120・047・910 http://www.rikyu-gyutan.co.jp/

8位 米沢牛まん(山形県米沢市「米澤紀伊国屋」)
 米沢牛を使った一口サイズの牛肉まん。風味を生かすためシンプルな味付けにしている。「牛肉の味が出ていて甘みがある。食べやすいサイズでリーズナブル」(池見貴之さん)、「あんと生地のバランスがよい」(白川大二郎さん)。
(1)50グラム、8個1296円(2)(電)0120・45・2260 http://www.y-kinokuniya.jp/

9位 境港・紅ずわい蟹饅頭(鳥取県米子市「山陰如月」)
 鳥取・境港で水揚げされた紅ズワイガニの細かくほぐした身がたっぷり。(1)120グラム、3個入り1080円(2)(電)0859・21・4381 http://sanin-k.jp/

10位 もんじゃまん(東京都台東区「雷5656会館」)
 もんじゃ焼き風味のあん。「ソースの香りが良く懐かしい」(檀さん)、「ビールと一緒に楽しみたい。ユニークさはピカイチ」(宇多さん)。(1)80グラム、4個入り1000円(2)(電)03・3874・5656

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 表の見方 数字は選者の評価を点数にした。商品名、所在地、店名。(1)1個の重量、税込み価格(送料別)(2)問い合わせ先(記事中のリンクは掲載時のものです)

 調査の方法 取り寄せができるご当地中華まんを専門家の推薦により24商品選定。業務用の蒸し器を用いて、蒸したての中華まんを11人の専門家に試食してもらい、あんの味や食感、皮とのバランス、地域の食材や食文化が生かされているか、などの観点で評価してもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。

 aiko*(お取り寄せ生活研究家)▽池見貴之(三越伊勢丹食品統括部食品第三商品部総菜バイヤー)▽宇多聡子(「エル・ア・ターブル」エディター)▽斉藤賢太郎(dancyu編集部)▽白川大二郎(点心マイスター協会)▽瀬戸理恵子(フードエディター)▽檀まゆみ(フードアナリスト)▽陳啓明(ウェスティンホテル東京 広東料理「龍天門」総料理長)▽花井雅紀(井村屋開発部加温冷菓チーム副チーム長)▽福地寧子(フードアナリスト)▽松本学(ご当地グルメ研究会代表)

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