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三日坊主にさらば 家計簿アプリ、専門家が試して推薦

2015/11/1

レシートをカメラで撮るだけで入力できるアプリも

 物入りな年末年始は無駄遣いが気になる。家計簿をつけ節約したいが、長く続けるのが難題だ。そのため、最近はスマートフォン(スマホ)の家計簿アプリを選ぶ人が目立ってきた。

■スマホ片手に入力楽々

 いつも手にしており、買い物時にすぐつけられるのが最大の利点。集計や分析、銀行口座などと連携できるものもある。中でも初心者が使いやすいのはどれか。専門家にアプリを試してもらい、ランキングした。

 上位には操作性がよく、銀行やクレジットカード会社との連携機能があるものが並んだ。レシートを撮るだけで入力できたり、グラフで比較できたり、機能も多彩だ。

 注意点もある。ランク入りしたアプリは無料でインストールできるが、すべての機能を使う場合、追加課金されることがある。銀行などとの連携ではパスワードの入力を求められる。漏洩を防ぐ対策も欠かせない。

 家計再生コンサルタントの横山光昭さんは「家計簿を長続きさせるには、節約して何を買いたいか、生活をどうしたいかという思いが大事」と助言する。まずは自分がどんな家計管理をしたいかを考え、必要な機能と操作性を試してみよう。

1位 Zaim(ザイム) 860ポイント
 ■予算機能、月や週ごとの残額が一目で 約400万人が利用する家計簿アプリ。操作性のよさに定評がある。カメラでのレシート読み取りや家計のグラフ分析など、バランス良く機能を備えていることを評価する選者が多かった。「操作の誘導が親切で、初心者でも戸惑わずに使える」(高橋浩子さん)。「予算機能が秀逸。月、週、日など期間ごとに予算残額が進捗バーで表示されわかりやすい」(滝沢翔吾さん)など節約に役立つとの声が目立った。
 独自サービスも多彩。よく行く店の特売情報の自動配信や「医療費控除の対象となる支出や居住地でもらえる給付金の検索機能がユニーク」(山崎俊輔さん)。「web版もあり、大量の入力はパソコンで楽にできる」(戸田覚さん)という。約1500の銀行やクレジットカード会社などと連携し、出入金情報を自動で取り込むことも可能。登録口座数に制限はないが、資産残高の推移などを見るには、有料プランに申し込む必要がある。
2位 マネーフォワード(マネーフォワード) 690ポイント
 ■銀行など連携先が2600、自動で出入金管理 「資産全体の管理と日々の支出記録を両立できる手軽さが魅力」(横山光昭さん)。出入金が確認できる連携金融機関やサービスは約2600。証券会社も多く網羅しており、資産運用をしている人におすすめだ。
 「レシートをカメラで撮り、金額や店名、品名、項目を入力する機能の精度が高い」(太田百合子さん)ほか、携帯電話の支払い状況のチェックやプロフィールが似た人と比較できるサービスもある。「web版やタブレット版も高機能かつ使いやすい」(滝沢さん)
3位 続く家計簿レシーピ!(大日本印刷) 670ポイント
 ■レシピ提案など独自機能が豊富 銀行などとの連携はないが、シンプルで機能がまとまっているとの声が目立った。サービスはすべて無料という点も支持された。「レシートを撮るだけで、買った食材からレシピを提案してくれるなど、独自機能が豊富」(佐野正弘さん)、「貯蓄の目標額を設定できるのがいい」(深田晶恵さん)。
 記帳を続けると「バッジ」がもらえ、ゲーム感覚で楽しめる。端数の帳尻を合わせてくれる機能があり「三日坊主がかなり防げる。本格的に記帳し始めた人は『しっかりモード』に移行でき、ユニーク」(山崎さん)。
4位 2秒家計簿“おカネレコ”(スマートアイデア) 510ポイント
 ■簡単設定、日々の支出素早く入力 「使ったお金を素早く入力することを重視しており使いやすい」(佐野さん)、「直感で使い始められ、初期設定での挫折がない」(高橋さん)と、使い勝手の良さが評価を集めた。
 グラフ機能に優れ、年、月、週、日の期間ごとに過去のデータと比較できる。「シンプルな画面デザインは男性にも向いている」(山崎さん)。レシートの読み取り機能やデータのバックアップなどのサービスは有料になる。
5位 マネーツリー(マネーツリー) 490ポイント
 ■資産推移や支出、グラフで見やすく 連携金融機関やサービスは約1550。充実した機能に加え、デザインと操作性から人気を集めている。「資産残高の推移や支出額、入出金額を月単位で比べられる無料のグラフ機能が、家計改善に役立つ」(滝沢さん)
 「支出をプライベートと仕事に分けて記録できるので、ビジネスマンや個人事業主におすすめ」(太田さん)。対応するOSはiOSのみ。
6位 Dr.Wallet(ベアテイル)
 撮ったレシートを運営元のオペレーターが入力するため、読み取り精度は100%近い。「品目ごとの最安値チェックに使える」(風呂内亜矢さん)。レシート入力は毎月100枚まで無料。資産残高の推移が確認でき、財産管理にも向いている。
7位 家計簿zippi(LIVELY)
 操作性が高評価で、家計の消費傾向をしっかり把握するのに向く。「ネットショッピングの買い物明細も取り込んでくれる。よく利用する人におすすめ」(田山慶子さん)。ネットショッピングの連携先は楽天市場やアマゾンなど30。
8位 かんたん家計簿ポチレコ(ヤフー)
 手入力のみで帳面の家計簿をつける人も使いやすいとの声が目立った。「最初に1カ月に使える金額を設定する視点がいい。無理なくやりくりが身につきそう」(高橋さん)
9位 家計簿!カンタン管理byだーぱん(スワッグアップ)
 毎日使う額を決めて節約したい人におすすめ。「目標の貯金額にどれだけ近づいたかも一目でわかる。節約術のコラムもおもしろい」(房野麻子さん)
10位 ReceReco(ブレインパッド)
 レシートの撮影読み取り機能が主体。セールのチラシ情報などもチェックできる。「食べたものや買ったものに写真とメモをつけられ、ライフログとして楽しめる」(田山さん)

  ◇  ◇  ◇  

 表の見方 数字は選者の評価を点数化した。アプリ名、カッコ内は企業・運営者名。5位のマネーツリー以外はiOSとアンドロイドに対応。

 調査の方法 専門家の推薦のほか、インターネットや雑誌への登場回数などをもとにまず計18の家計簿アプリをリストアップ。ファイナンシャルプランナー資格を持つ家計の専門家とスマートフォンのアプリに詳しいライターら計11人の選者に実際に各アプリを使ってもらい、(1)操作が楽で長続きしやすいか(2)家計の改善や節約に役立ち、貯蓄につなげられるか(3)日々の収支管理に加えて、資産の管理など多様なニーズに対応できるか――といった観点から、初心者にもお勧めの家計簿アプリを上位から10選んでもらった。(敬称略、五十音順)

 太田百合子(ITライター)▽佐野正弘(携帯電話ライター)▽高橋浩子(テクニカルライター)▽滝沢翔吾(ファイナンシャルプランナー、生活経済研究所長野研究員)▽田山慶子(アプリ情報サイトAppliv)▽戸田覚(ビジネス書作家)▽深田晶恵(ファイナンシャルプランナー、生活設計塾クルー取締役)▽房野麻子(フリーライター)▽風呂内亜矢(ファイナンシャルプランナー)▽山崎俊輔(ファイナンシャルプランナー)▽横山光昭(家計再生コンサルタント、マイエフピー代表)

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