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魅惑の観光資源 夜景きれいな工場地域、東西20カ所

2015/3/22

 無機質な工場が、人気の夜景鑑賞の対象として定着してきた。過去には公害など負のイメージも持たれたが、今は環境対策が進み人々を魅了する観光資源になりつつある。そこで専門家におすすめの都市と主な鑑賞スポットを選んでもらった。

<東日本>

1位 川崎市・東扇島東公園 780ポイント
 ■全国屈指の規模、迫力満点 川崎市は京浜工業地帯の中核であり工場鑑賞ブームの火付け役でもある。工場群の規模や多彩さにも定評がある。東扇島東公園は最も気軽に楽しめる場所の一つで、水路を挟み東燃ゼネラル石油の工場などを「ウッドデッキ沿いのベンチからゆっくり楽しめる」(岩崎拓哉さん)。
 また「近くの川崎マリエンの展望室からは工場群を見渡せる」(中村勇太さん)ほか浮島町の夜景は迫力満点で「煙突から上がる炎や特徴的な幾何学的形態の化学プラントなど景観の要素もバラエティーに富む」(岡田さん)。市民ガイドが同行するツアーやクルーズも人気だ。(1)JR川崎駅から市バスで30~40分(2)終日利用可


2位 北海道室蘭市・白鳥湾展望台 590ポイント
 ■橋とのコラボ 海沿いに広がる工場群を見下ろせる地点は多いが、とりわけこの展望台からは「ライトアップされた白鳥大橋とメタリックな石油化学製品の工場夜景が芸術的な美観」(丸々さん)が堪能できる。
 2014年11月にJX日鉱日石エネルギーの集合煙突の点灯が始まり、魅力を増した。潮見公園展望台からは「鉄のまち室蘭」を象徴する新日鉄住金の工場群とその手前の街並みが見渡せる。白鳥大橋や祝津公園の展望台もおすすめ。「夜景マップなど夜景情報も充実している」(縄手真人さん)(1)道央自動車道室蘭ICから車で約10分(2)終日利用可


3位 千葉市・千葉ポートタワー 460ポイント
 千葉市街や東京湾を中心に製鉄所などを地上113メートルの展望室で楽しめる。「白色ではなくオレンジ色に輝く工場夜景が魅力」(丸田あつしさん)(1)JR千葉みなと駅から徒歩12分(2)10~5月は午前9時~午後7時、6~9月は午後9時まで。入館料420円


4位 静岡県富士市・田子の浦みなと公園 320ポイント
 夕暮れや満月の夜、富士山を背景に「これほどインパクトのある工場夜景は世界でここだけ」(岡田さん)。比奈地区や宮島地区などでは間近に鑑賞できるところも多い。


5位 茨城県神栖市・砂山都市緑地 270ポイント
 鹿島臨海工業地帯の「間近に見上げる大規模な石油化学プラントが圧巻で製鉄所の高炉群も存在感がある。時折燃え上がる炎も迫力がある」(大倉さん)。外灯も設置された。


6位 群馬県安中市・安中駅
 「工場が、駅舎裏の山の斜面を覆い尽くす不思議な光景」(小林さん)だ。


7位 横浜市・本牧臨海公園
 「製油所のプラントは臨場感がたっぷりでパワフルな印象」(丸々さん)


8位 秋田市・ポートタワーセリオン
 「360度パノラマの中に浮かび上がる工場夜景」(縄手さん)


9位 青森県八戸市・館鼻公園
 高台にある「グレットタワーみなと」からの火力発電所や魚市場が見どころ。


10位 千葉県袖ケ浦市・袖ケ浦海浜公園
 首都圏にエネルギーを供給する工場が多い。約25メートルの展望塔もある。


<西日本>

1位 岡山県倉敷市・鷲羽山スカイライン水島展望台 760ポイント
 ■眼下に広がるコンビナート 瀬戸内海に面し石油精製や鉄鋼、自動車など200を超える事業所が集まる水島コンビナートが眼下に広がる。「視界をすべて覆うほどの工場夜景を楽しめる」(小林哲朗さん)。展望台は駐車台数が5台ほどと少ないが、ドライブ途中の車窓からもパノラマを堪能できる。美しいからといってくれぐれも路上駐車などはしないように。
 スカイライン以外にも「海岸沿いに走る国道430号を中心に、間近に工場を見られる場所も多い。一日ではまわりきれない充実した工場群」(大倉裕史さん)。予約して中を見学できる工場が多いのも魅力だ。(1)瀬戸中央自動車道水島ICから車で約15分(2)終日利用可


2位 三重県四日市市・四日市港ポートビル 690ポイント
 ■地上100メートルから鑑賞 地上100メートルの展望室「うみてらす14」から昭和30年代に日本で初めてできた石油化学コンビナートを見下ろす。「夜景鑑賞に配慮して展望室内の照明は控えめ」(岩崎さん)
 霞ケ浦緑地公園や大正橋といった地上や水上クルーズなど「多様なビューポイントと光のボリュームが魅力」(八馬智さん)。(1)JR富田浜駅から徒歩約15分(2)午前9時半~午後5時(土曜と7~11月の金曜は午後9時)。水曜と12~6月の月曜休み。入館料300円


3位 山口県周南市・晴海親水公園 530ポイント
 石油化学を中心に鉄鋼、セメントなど多彩な工場群やクレーンが立ち並ぶ周南コンビナート。水面に映る工場群の明かりが美しい。初めてでも安心して訪問できる。徒歩で渡れる周南大橋からの眺めもよい。(1)JR徳山駅から徒歩約15分(2)終日利用可


4位 広島県大竹市・亀居公園 370ポイント
 亀居城跡から石油化学や製紙関連の工場群を望む。「山口県岩国市の工場夜景まで大パノラマで一望できる」(本田純一さん)。市のホームページ情報も充実。


5位 堺市・浜寺公園 250ポイント
 堺市や高石市、泉大津市などに広がる堺泉北臨海工業地帯の間近を走る阪神高速湾岸線は「日本で最も動的な夜景。これほど連続的に展開する工業景観は他にない」(岡田さん)。


6位 兵庫県姫路市・網干なぎさ公園
 「高台からの眺めは、撮影する場合も面白みがある」(丸田さん)


7位 香川県坂出市・常盤公園
 瀬戸大橋と工場夜景のコラボ。より間近で見るなら瀬戸大橋記念公園で。


8位 北九州市・城山緑地公園
 近代製鉄発祥の街。「工場と共存する歴史を垣間見られる」(本田さん)


9位 愛媛県四国中央市・具定展望台
 瀬戸内海に面した製紙工場群は「遠めにも存在感」(中村さん)。


10位 山口県山陽小野田市・竜王山公園
 「自然と人工物の共演が不思議な景観」(丸々さん)


 表の見方 選者の評価を点数化。都市・鑑賞スポット名(1)主なアクセス(2)施設情報。写真は西日本は丸田あつし氏撮影、東日本2位は室蘭観光協会提供

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