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先輩たちも失敗した 新社会人に「贈る言葉」15

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あと2週間余りで入社式。社会に出る新人も迎える先輩も期待と不安に胸を膨らませている。20~60代の先輩たちに新人だったころの失敗談を明かしてもらい、新入社員へのアドバイスと迎え入れる心構えをまとめた。

1位 電話に出るのが怖かった932ポイント
・「恐れ入りますが、お名前をもう一度……」と聞き返してメモするのに毎回間違えていた(30代女性)
・相手の会社名が聞き取れず、とんちんかんな伝言メモをいつも残していた(50代男性)
・初めて電話をとったとき、自社の名前が出なかった(60代男性)
・最初は電話で言われること全てが分からなかった(40代男性)
・取引先と話がかみ合わず、同姓の別人と気がついた(50代女性)
・得意先の厳しい要求に、保留せずに「無理すぎるわ!」と言ったのが聞こえてしまい、おわびに出向いた(60代女性)
・なぜか顧客に電話の応対でしかられた(20代男性)
・業務知識がないので、顧客からの電話の受け答えがちぐはぐだった(60代男性)
・伝言を正しく伝えられず、上司を怒らせた(20代男性)
【こうしてみよう】
 ・「相手の社名、部署、担当者、電話番号などを書き込める伝言メモを自分で作る」(朝倉さん)とよい。用件を箇条書きにし、必ず内容を復唱して確認する。電話は他人の話の要点をまとめる練習の機会でもある。
・完璧な回答でなくてよい。「受け答えをいくつか覚え、わからなければ調べて折り返すといってもいい」(スマートコミュニケーションズ代表の篠原あかねさん)
2位 職場の人の顔と名前が覚えられない 376ポイント
・本人とは違う名前で呼びかけてしまった(40代男性)
・電話がかかってきたとき、席を外していたので探しに行ったが、わからなかった(50代女性)
・女性が多い職場で、一人の人がいくつもの名前やあだ名を持っているので混乱した(60代男性)
・他部署の上司に用事があったため、顔がうろ覚えのまま声をかけたら人違いだった(40代男性)
【こうしてみよう】
・「しっかりと相手の目を見て顔の特徴を覚えるのは基本」と朝倉さん。どうしても名前が出ない場合は「もう一度、お名前をフルネームで教えていただけませんか?」と素直に聞いてもよい。間違ったらその場で真剣な顔で謝るのはいうまでもない。
3位 周囲に相談できなかった372ポイント
・先輩に聞きたいことがあったが忙しそうでためらっていたら、仕事が進まず、なぜ終わっていないのかと怒られた(20代男性)
・地図販売の勧誘が来て、金庫の中の預かり金で購入してしまった。「分からないことは誰でもいいから聞くように」ときつく注意された(50代男性)
【こうしてみよう】
・「後ほどお時間をいただけますか」といえばよいと宮城さん。後輩からの相談はうれしいもの。朝倉さんは「悪い報告は早く」という。報告、連絡、相談の習慣を。
4位 寝坊して遅刻244ポイント
・配属2日目に寝坊し、会社からの電話で目が覚めた。注意は受けなかったが悪い印象を与えたのでは(20代女性)
・いくつ目覚ましをかけても起きられず遅刻を繰り返し、あっという間にダメ社員のレッテルを貼られた(60代女性)
【こうしてみよう】
・「申し訳ございません」と謝り、今後は目覚まし時計を増やす、大事な日の前は禁酒するなど、2度と遅刻をしないための対策を示す。(朝倉さん)
5位 緊張でうまく話せなかった 229ポイント
・商品説明をする際に頭が真っ白になり、何を言っているのか分からなくなった(40代女性)
・新入社員の挨拶で上手に話そうと練習したのに、その何分の一も話せなかった(60代男性)
・歓送迎会で緊張しすぎて涙が(20代女性)
【こうしてみよう】
・人前で話すには慣れと経験が必要。思いを伝えることに集中する。稚拙でも一生懸命に話す姿勢や事実は心に響く。(朝倉さん)
6位 名刺の扱いに戸惑った
・相手が複数いて、どう名刺を渡せばいいか混乱した(60代女性)
・受け取った名刺を、打ち合わせ中にもかかわらず、すぐにしまってしまった(30代男性)
7位 指示を取り違えドジを踏んだ
・「片付けておいてね」と言われ、資料を廃棄したらファイルに保管しておいてという指示だった(40代女性)
・顧客から業者名を略称でいわれたために理解ができず、誤って発注してしまった(30代男性)
8位 忙しくて友人と疎遠に
・忙しさと余裕のなさから当時の彼氏と会う時間がとれず、別れを告げられた(30代女性)
・平日に誘われても疲れて欠席するうちに、自然と呼ばれる回数が減った(30代男性)
・友人の結婚式も休日出勤で欠席(20代男性)
9位 出費が増えて金欠になった
・給料日1週間前に残金1000円を切った(50代女性)
・いろいろな出費が重なり、給料日まで食事を制限した(20代男性)
10位 ビジネスメールが書けない
・ビジネス用語が分からず苦労(20代男性)
・インターネットでメール作成を検索していたら思いのほか手間取った(20代女性)
・相手先と同じ名字の人から「間違えてますメール」が返ってきた(20代女性)
11位 敬語を使いこなせなかった
12位 出先で道を間違えた
13位 先輩に失礼な態度をとった
14位 顧客に失礼をしてしまった
15位 身だしなみで注意された

 表の見方 順位の右の数字はその項目を選んだ人数を点数にしたもの。写真はイメージ。

何事も経験 恐れず挑戦

「本当に何も分からなかった。今はそんな自分が懐かしい」(40代男性)。仕事ができる先輩にもそんな時代はあった。法政大学教授の宮城まり子さんは「失敗を恐れずどんどん挑戦しよう」と"失敗のすすめ"を説く。

電話が怖くて「できる限りとらないようにした」(60代男性)のでは状況は変わらない。経験してこそ何かを得て成長する。部下を抱えるようになれば、仕事の能力に加え、人間的な魅力も必要になる。「失敗を乗り越えてきた人は厚みや包容力が備わり、部下をひき付ける」(宮城さん)。

そして「会社は新入社員の今ではなく、未来に期待している」と社員研修を手掛ける新規開拓(東京都千代田区)社長の朝倉千恵子さんはいう。入社後数年は大いに挑戦できる機会と捉えたい。

やっちゃった…から成長したことも
・見習い期間に仮配属された人事部で全員の氏名印が入った箱をひっくり返した。部署ごとの役職順に並べることになったおかげで名前が覚えられた(40代男性)
・電話で社名と自分の名前をごちゃ混ぜに伝えたのを笑われ、電話の取り次ぎ方を練習。積極的に電話をとるうちに自信がつき、会社訪問にも生かせた(60代男性)
・携帯の電池が切れ、目覚まし時計がならず、気がついたら11時半。慌てて会社に電話をしたらみんなが心配していた。猛反省し、以来遅刻はしていない(30代女性)

<新入社員を迎える心構え>

先輩・上司が心がけたい5カ条
1、仕事のイロハを最初に教える
2、何かを任せて、自信を持たせよう
3、時々声をかけよう
4、失敗談を具体的に話そう
5、一人で挑戦させる勇気を持とう
(注)石川さん、篠原さん、吉田さんの助言をもとに作成

丁寧に基本教え見守る

新入社員を受け入れる側の先輩や上司は、どんなことを心がけておけばいいのだろうか。教育研修のシェイク(東京都目黒区)社長の吉田実さんは「仕事にもよるが、最初のうちはある程度、仕事のイロハを教えてあげた方がいい」と話す。

大学時代まで手厚く丁寧な指導を受けて育ってきた世代なので、いきなり放り出されると戸惑ってしまうためだ。ただしのちの成長を考え、基本的な仕事を理解させたら、その後は一人で挑戦させて見守ろう。

日本能率協会(東京都港区)経営・人材センターの石川忠央マネジャーも「新入社員はマナーに関心が集中しがちだが、実際には仕事の基本動作を早く覚えるほうがよい。その基本動作を教えられるのは先輩」という。

とはいえ新入社員からはなかなか先輩に話しかけづらいもの。「忙しそうに働く先輩に聞くタイミングがわからない。先輩から声をかけてあげるとほっとする」というのは研修を手がけるスマートコミュニケーションズ(東京都豊島区)代表の篠原あかねさんだ。

仕事が増え、自分のことで精いっぱいという人は多いが、新人に早く戦力になってもらうためにも育てる労力を惜しまないことが大切だ。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 2月下旬、日経生活モニターを対象に「新入社員のときにした失敗」を聞き、その結果を基に34項目の選択肢を作成。3月上旬にインターネット調査会社のマイボイスコム(東京都千代田区)を通じ、全国20~60代の男女を対象に、当てはまるものを5つまでの複数回答で、その中で最も当てはまるものを1つ回答してもらった。有効回答人数は1000、各年代で男女ほぼ同数。

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