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国産ワインで乾杯 お薦めのワイナリーレストラン10傑

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NIKKEI STYLE

国産ブドウだけでつくる「日本ワイン」は国際的なコンクールで受賞するなどその品質の良さが認知され始めた。日本には200を超えるワイナリーがある。そこで新酒が楽しめる季節、レストランがあり食事も楽しめるお薦めのワイナリーを専門家に聞いた。

1位 ヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリー「ヴィラデストカフェ」(長野県東御市) 770ポイント

北アルプスを望む

 エッセイストの玉村豊男さんが「作り手の見える個性的なワイン造り」を目指して作った。上質なワインを少量生産している。標高850メートルの高原に広がるブドウ畑からは長野県上田市の街並みや北アルプスの山並みが望める。「ヴィラデストカフェを取り巻く美しく手入れされたガーデンの散策も気持ちよく、複合的に楽しめる」(小松由加子さん)
 料理は自家菜園の野菜など信州の素材をふんだんに使ったもので「受賞多数の日本トップクラスのワインを片手においしい食事がいただける」(福田克宏さん)。1番人気は「ヴィラデストランチコース」(写真右、3600円)。前菜や自家製パン、信州豚のクルミ焼きなどの主菜に写真にはないがデザートとお茶がつく。「ヴィニュロンズリザーブ」の優雅な赤のメルロー(グラス850円)か、果実味豊かで切れ味のよい酸が特徴的で数々の受賞歴もある白のシャルドネ(同)がおすすめ。「夕暮れ時のディナーはこれぞ日本の風景という情景が味わえる」(吉田浩之さん)
 ランチコースの飲食は店内のみ。11時30分と13時30分からの入れ替え制で予約優先。店内が混雑していなければ、コース以外のメニューも利用できる。(1)午前10時~日没。12月24日~2月末は休み(2)長野新幹線上田駅から車で約20分(3)www.villadest.com
2位 原茂ワイン「カーサ・ダ・ノーマ」(山梨県甲州市) 690ポイント

庭先にはブドウ棚

 カーサ・ダ・ノーマでは、ワインどころ勝沼の歴史と、地元で栽培されたブドウを使った甲州ワインを堪能できる。明治時代に建てられた建物は、代々、代表一家が住み続けてきた民家を利用したもの。特徴的な高い屋根は、かつてこの地域で盛んだった養蚕業を営んでいた名残で「一歩踏み入れると異空間に入り込んだよう。庭先のブドウ棚を見下ろし、甲州ワインを味わうのは格別」(鹿取みゆきさん)。甲州やマスカット・ベーリーAなど、新鮮で果実感のある香りと味わい豊かな新酒をグラスで飲める。
 おすすめは甲州ワインの「原茂ブラン」(グラス486円)と「パンの気まぐれブランチ」(1895円)。自家製ソーセージのほか、地元の野菜が持つ味わいを生かした総菜10種類が並ぶ。「これぞワイナリーランチといった一皿」(藤川百々英さん)。内容は毎週、少しずつ変わる。「オリーブオイルと塩でいただくおぼろ豆腐(410円)と甲州ワインをぜひ試して」(石井もと子さん)
 開店時のみ予約可。週末は1、2時間待ちも。(1)午前11時~午後5時。月曜日定休、12月1日~3月末は休み(2)JR勝沼ぶどう郷駅から徒歩約10分(3)www.haramo.com
3位 ココ・ファーム・ワイナリー「ココ・ファーム・カフェ」(栃木県足利市) 620ポイント

収穫祭はあすまで

 急斜面に広がるブドウ畑を、知的障害を持つこころみ学園の人たちが丁寧に世話をする。ココ・ファーム・カフェの「自家製野菜で作られた料理やパンからは新鮮な大地の味がする」(青山葉月さん)。微発泡の「あわここ」(グラス500円)や持ち運べるランチボックス(1100円)もある。
 生演奏も楽しめる「収穫祭は日本一」(吉田さん)といい、今年は15、16日に開く。参加費は一人3000円。最寄り駅などから臨時シャトルバスも。(1)午前11時~午後5時30分(受注時間)。12月31日~1月2日、1月19~23日は休み(2)JR足利駅、東武伊勢崎線足利市駅から車で約20分(3)cocowine.com
4位 島之内フジマル醸造所「ワイン食堂」(大阪市中央区) 345ポイント
 倉庫を改造して2013年3月にオープンした。1階が醸造所、2階が食堂で「都会で眼下に醸造設備を見ながら食事ができ、臨場感がある」(遠藤誠さん)。
 府内の自社畑で育てたデラウェアやマスカット・ベーリーAなどを使う。「生樽(だる)わいん」の白はグラスで432円。「みずみずしいワインに料理もおいしい」(鹿取さん)(1)午後1~10時。水・第3木曜日と12月29日~1月6日は休み(2)地下鉄松屋町駅から徒歩1分(3)(電)06・4704・6666
5位 サンクゼール・ワイナリー「サンクゼール」(長野県飯綱町) 340ポイント
 「本格派フレンチ」(山本博さん)が楽しめる。ランチ(2600円)もディナー(4500円~、要予約)もコースで「地元の野菜とシャルドネは最高」(藤川さん)。「子連れもリラックスして楽しめる」(石井さん)
 今年のマスカット・ベーリーAの新酒は20日解禁。(1)午前11時~午後3時、午後5時30分~同6時30分など(受注時間)。水曜日、12月24~31日休み。1~3月中旬は月~木曜日が休み(2)JR牟礼駅から車で約5分(3)www.stcousair.co.jp
6位 セイズファーム「キッチン」(富山県氷見市)
 鮮魚卸のグループ会社が設立した。富山湾が見渡せる高台にあり、宿泊施設も設けている。「眺めも建物も雰囲気もすばらしく、のんびり長居したくなる」(辰巳琢郎さん)
 「新鮮な魚を使った料理が楽しめる」(石井さん)。ランチとディナーの時間帯は予約制で、ランチは2600円と3600円、ディナーは6000円。(1)午前11時~午後6時(ディナーは午後10時まで)、年末年始と1月中旬~2月中旬休み(2)JR氷見駅から車で約20分(3)www.saysfarm.com
7位 サントリー登美の丘ワイナリー「ワインテラス」(山梨県甲斐市)
 「眺望の良さはピカイチ」(小松さん)。甲斐(い)サーモンなどのワンプレートランチ(1800円)を「登美の丘 シャルドネ」(グラス500円)とともに。
8位 勝沼醸造「風」(山梨県甲州市)
 教会をイメージした造りで「生ワサビとローストビーフ、甲州ワインの組み合わせをお試しあれ」(辰巳さん)。樽醸造の「アルガブランカ ピッパ」が料理を引き立てる。
9位 カーブドッチワイナリー「ガーデンレストラン」など(新潟市)
 「庭園や複数の飲食施設があり、のんびり一日を過ごすには最高」(吉田さん)。温泉や宿泊施設もあり、隣接する3つのワイナリーを徒歩で巡れる。
9位 奥出雲葡萄園「レストラン」(島根県木次市)
 農薬を少量しか使わないなど、食の安全を志す農家が集まった「食の杜(もり)」の一角にある。「地元の食材を上手にアレンジしている」(小倉あづささん)

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。ワイナリー名、所在地。(1)飲食店の営業時間と休み(2)最寄り駅からの所要時間(3)ワイナリーか飲食店の電話番号かHPのURL。頭のhttp://は省略。記事中のリンクは掲載時のものです。3位の写真は施設提供。

風景を味わいながら

ワインの楽しみ方の基本は、「ブドウ畑など風景を見ながら、地元でとれた食材を使った料理と一緒に味わうこと」(エッセイストの玉村豊男さん)という。アメリカや南アフリカ、ニュージーランドなどのワイン産地では、積極的に観光客を受け入れるところが多く、ワイナリーリゾートとして世界中から人を集めている。

日本でもブドウ栽培からワイン醸造、飲食の提供まで一貫して手掛けるスタイルのワイナリーが増えてきており「日本人が欧米と同様の楽しみ方に目覚めつつある」(玉村さん)という。

ブドウ畑というと山梨県や長野県などを連想しがちだが、こうした地に限らず、日本列島全体がワインの産地条件に適した緯度に位置している。各地でその地に適したブドウの品種を栽培、醸造して個性的なワインを生み出している。

デラウエアなど生食でなじみのある品種のほか、白ワインに使う甲州や赤ワインになるマスカット・べーリーAは日本固有の品種で、日本の料理に合う。自分の食べたい料理にどんなワインが合うか、尋ねながら飲めるのもワイナリーレストランのいいところ。意外な発見があるかも。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 国内のワイナリーやワインに詳しい専門家らの協力を得て、飲食店が農園内か近くにある47のワイナリーをリスト化。実際によく訪れているソムリエなど11人に(1)ワインに合う地産地消の食事が味わえる(2)ワイナリーらしい雰囲気が楽しめるなどの観点からお薦めを10カ所選び、順位付けしてもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。

 青山葉月(ライター)▽石井もと子(「日本のワイナリーへ行こう2015」監修執筆)▽遠藤誠(ワインバー「遠藤利三郎商店」オーナー)▽小倉あづさ(いまでや専務取締役)▽鹿取みゆき(フード&ワインジャーナリスト)▽小松由加子(ワイナート編集部編集長)▽辰巳琢郎(俳優、日本ワインを愛する会副会長)▽福田克宏(「最強日本ワイン完全ガイド」著者)▽藤川百々英(日本ワイン応援団女子部部長)▽山本博(弁護士)▽吉田浩之(白馬リゾートホテル ラネージュ東館)

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