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専門家イチオシ 桜満開で乗って楽しい列車・船15

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NIKKEI STYLE

春の訪れはまだ遠いが、花見を楽しむ旅行は今から計画しておきたい。近所の花もよいが、列車や船に乗って咲き乱れる花をめでるのも趣がある。専門家にこの春お薦めの花見ができる鉄道と船を選んでもらった。

<鉄道から>

1位 嵐電・北野線(鳴滝-宇多野、京都市) 1290ポイント

ライトアップで幻想的

 京都市内を走る嵐電。その桜の名所が「嵐電桜のトンネル」だ。線路の両脇に70本ほどのソメイヨシノのが枝を連ねる桜並木が200メートルも続き、車窓から眺める景色は圧巻。1926年(大正15年)3月の北野線全線開通を記念して植えられた桜だ。満開の時期になると、夜に桜並木をライトアップし、車内灯を消した「夜桜電車」が運行される。「桜の幻想的な景色を堪能できる」(白木信彦さん)、「ちょっと大人の旅が楽しめる」(JTB鉄旅ガールズ)。
 3月中旬から1カ月ほどの期間は車内を桜の花で装飾した「桜電車」が1両のみ登場する。乗れたらラッキーだ。少し足を延ばせば仁和寺や太秦などもあり、町歩きと共に楽しみたい。「京都らしく周辺には神社や寺が多く、非日常の雰囲気を味わえる」(雨宮健一さん)(1)京福電気鉄道(2)夜桜電車(4月上旬付近に3日程度運行予定)
2位 肥薩線(大畑、熊本県) 1080ポイント

SLやレトロな内装

 開業100年の歴史を持つ鉄道は熊本、宮崎、鹿児島を通る。急流の球磨川や自然豊かな渓谷などと一緒に桜を眺められるのが魅力だ。
 一番の見どころは大畑(おこば)駅。ループ式の線路のなかに、急な斜面を上り下りするためのスイッチバックがあり、その東部に駅舎がある。木造建築の駅舎は明治時代に完成したもので、素朴な雰囲気。近くには梅や桜の名所「人吉梅園」もある。白煙とともに駆け抜ける「SL人吉」やレトロな内装が楽しめる「いさぶろう・しんぺい」など「人気列車が通る路線である点もよい」(櫻井寛さん)(1)JR九州
3位 東北本線(大河原-船岡、宮城県) 930ポイント

車窓のすぐそばに

 線路の横に流れる白石川沿いに8キロもの桜並木が続き、「一目(ひとめ)千本桜」と呼ばれる。「思わず車窓から手を伸ばしたくなる距離に迫ってくる」(宇田川敦史さん)。開花時期は列車が徐行運転する。
 船岡城址公園の付近は「パノラマ状に桜並木が広がる」(ピート小林さん)。船岡駅で降りて川沿いを歩くと桜と共に残雪の蔵王連峰が美しい。例年の見頃は4月中下旬。(1)JR東日本
4位 いすみ鉄道(大原―上総中野、千葉県) 820ポイント

花畑進むよう

 房総半島の里山を進む鉄道の沿線全てが菜の花で黄色く染まる。見どころは国吉―大原の区間で「乗客は花畑をかき分けるような感覚」(宇田川さん)。ムーミン列車も愛らしい。小湊鉄道と接続していて房総半島を横断できる。(1)いすみ鉄道
5位 中央本線(新府-穴山・勝沼ぶどう郷、山梨県) 800ポイント

一面ピンクに

 甲府盆地を見下ろす勝沼ぶどう郷駅は「ホームのすぐ下に桜並木が広がる」(庄司貴行さん)。新府駅と穴山駅の区間は「桃源郷というほど桃の花で一面ピンクに染まる」(猪井貴志さん)。(1)JR東日本
6位 津軽鉄道(芦野公園、青森県) 670ポイント
 津軽五所川原駅から津軽半島を北に走るローカル鉄道。芦野公園駅付近では列車が桜のアーチをくぐるよう。「途中下車して太宰治ゆかりの地を歩くのもいい」(山田祐子さん)。花見の時期は「走れメロス号」やストーブ列車でさくら弁当を楽しみたい。(1)津軽鉄道
7位 大井川鉄道(家山、静岡県) 530ポイント
 SLが原則毎日、新金谷―千頭間を往復する。「日本の原風景を思わせる」(庄司さん)桜や茶畑が美しい。最大の見どころは家山駅で、レトロな駅舎が桜によく映える。(1)大井川鉄道(2)3月22~28日、31日~4月4日はSLが家山駅発着の運行
8位 嵯峨野観光鉄道(嵯峨―亀岡、京都府) 440ポイント
 川下りの船も有名な保津川沿いの約7キロを25分で走る。ディーゼル機関車に引かれる5両編成のトロッコ列車は見た目もかわいらしい。現在は運休期間で3月から運行する。「嵐山駅を過ぎた辺りに咲く山桜は、息をのむほど美しい」(小林さん)(1)嵯峨野観光鉄道
9位 樽見鉄道(谷汲口―樽見、岐阜県) 350ポイント
 日本三大桜の一つ、樹齢1500年を超す淡墨(うすずみ)桜を訪ねられる鉄道。谷汲口(たにぐみぐち)駅ホームや駅の周辺も桜がいっぱい。4月1~15日は「桜ダイヤ」で増発する。(1)樽見鉄道
10位 のと鉄道七尾線(能登鹿島、石川県) 290ポイント
 能登半島を走る第三セクター鉄道。能登鹿島駅は通称「能登さくら駅」で、「駅を覆うように100本の桜が咲き誇る」(白木さん)。4月は、夜間はぼんぼりで照らすイベントが毎年ある。(1)のと鉄道

<船から>

1位 隅田川ライン(東京都) 850ポイント

スカイツリーと相性抜群

 隅田川沿いの桜を「陸地の喧噪(けんそう)から逃れ、ゆったり楽しめる」(中脇浩さん)遊覧船。「桜と東京スカイツリーとの相性は抜群。下町の花見を味わえる」(相田佳愛さん)
 花見シーズンは昼間の定期便のほか、振袖姿の女性が同乗する夜桜船も運航し「江戸の船遊びを感じられる」(庄司さん)。(1)浅草(東京メトロ浅草駅から徒歩3分)(2)約60分(夜桜船約45分)(3)760円(夜桜船1200円)(4)3月21日~4月13日(5)東京都観光汽船
2位 北上川観光遊覧船(岩手県北上市) 820ポイント

300匹のこいのぼり

 弘前(青森県)、角館(秋田県)と並ぶ「みちのく三大桜名所」で北上川沿いの約1万本の桜並木が美しい。シーズン中は川を横断する形で300匹のこいのぼりが空を泳ぐ。渡し船や観光馬車も。(1)北上市立公園「展勝地入り江」(2)20分(3)1000円(4)4月15日~5月6日(北上展勝地さくらまつり期間中)(5)北上観光コンベンション協会
3位 柳川川下り(福岡県柳川市) 660ポイント
 水郷の街、柳川名物の「どんこ舟」で「船頭さんの舟歌を聴きゆったり桜を堪能できる」(雨宮さん)。4月3日まで柳川雛祭りを開催。(1)西鉄柳川駅から徒歩5~10分に5カ所(2)30分~1時間(3)1500円(4)年中無休(5)水郷柳川観光など
4位 海津大崎桜花見船(滋賀県彦根市) 570ポイント
 琵琶湖岸に4キロほど続く桜並木が美しい。「湖面と桜のコントラストは見事」(白木さん)(1)彦根港(JR米原駅から車で約12分)(2)彦根港発は海津大崎滞在含め2時間45分(3)往復3090円(4)4月1~20日(5)琵琶湖観光船オーミマリン
5位 大川さくらクルーズ(大阪市) 500ポイント
 6社共同運航で多いときは5分間隔で出航し、大川沿いの桜と大阪城を眺められる。(1)八軒家浜(地下鉄天満橋駅出てすぐ)(2)約25分(3)1200円(4)3月22日~造幣局「桜の通り抜け」最終日(5)大阪シティクルーズ推進協議会

 表の見方 数字は選者の評価を点数に換算。鉄道編は鉄道名、花見のお薦めの区間・駅名とその所在地域。(1)運行会社(2)花見向け臨時列車の予定。船編は(1)主な乗り場(2)乗船時間(3)大人1人の税込み乗船料(2月20日時点)(4)運航期間(5)運航会社・団体。写真は鉄道編の1、4位、船編の1、2位は運行・運航会社や団体の提供。鉄道編2、3、5位は地元観光協会の提供。

見どころ事前に確認を

鉄道では東北本線や中央本線といった地域の大動脈に加え、いすみ鉄道や樽見鉄道などのローカル線も名を連ねた。ローカル鉄道はシーズンに臨時列車を仕立てたり、祭りなどのイベントを開くところが多い。

列車に乗る際は「花見スポットの位置を頭に入れておこう」と話すのは、桜に関する著書のあるピート小林さん。せっかくの桜もよそ見をしているとあっという間に見どころを外してしまう。駅を出発して何分後に進行方向の左右どちら側を見るか、など事前確認しておくのは基本だ。

船は、咲き誇る桜のトンネルをくぐるような眺めが魅力。東京や大阪、京都などでは市街地のそばを通る航路があり、いつもと違う街の顔を楽しめる。

日本気象協会によれば今年のソメイヨシノの開花予想は東京都が3月29日ごろで大阪府が27日ごろ。目当ての地の開花予想をまずは調べよう。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 専門家から推薦のあった全国の有名な花見鉄道・船から、景観や鉄道・船の雰囲気の良さなどの観点で順位をつけてもらった。

選者は次の通り(敬称略、五十音順)

 相田佳愛(はとバス広報室)▽雨宮健一(近畿日本ツーリスト国内旅行部)▽猪井貴志(マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ)▽宇田川敦史(楽天トラベル編成・マーケティング部)▽草町義和(鉄道ライター)▽櫻井寛(鉄道フォトジャーナリスト)▽JTB鉄旅ガールズ(鉄道好き女子グループ)▽庄司貴行(立教大学観光研究所所長)▽白木信彦(「まっぷる」編集部)▽中脇浩(「にっぽん全国たのしい船旅」編集部)▽ピート小林(写真家・コピーライター)▽森岡順子(日本観光振興協会)▽山田祐子(井門観光研究所)

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