運用成績に男女差はあるのか? 個人投資家の行動学
気になる投資術!(3)
日本の平均的な個人投資家とはいったいどんな人々なのでしょうか? 日本証券業協会が毎年実施している「個人投資家の証券投資に関する意識調査」によれば、最新の2016年のデータでは年齢層別に最も多くを占めるのが70代以上(28%)。これに65~69歳(15%)、60~64歳(13%)を加えると、過半数は60歳以上のシニア層ということになります。一方、20~30代は8%と低水準にとどまっています。これから長く働き資産を増やしていく若年層をいかに証券市場に呼び込むかは、相場のエネルギーを左右するといえます。
若年層と並び、金融機関がこぞって取り込もうとしているのが女性の顧客。少額投資非課税制度(NISA)や個人向けの確定拠出年金(iDeCo)の誕生など投資を身近に感じる新たな制度が整ったこともあり、女性向けのマネーセミナーなどが増えているようです。
それでは男性と女性の間で、投資パターンや運用パフォーマンスに違いはあるのでしょうか。
「SAIが行く!」の「気になる投資術! プロに聞く、投資の落とし穴」と題した5回シリーズの3回目ゲストは、ファイナンシャルプランナーで個人投資家の竹川美奈子さん。竹川さんによれば、「男女によって売り買いのパターンは違い、パフォーマンスにも差があらわれる」というのですが…いったいどういうことなのでしょうか? 行動経済学的な観点から明らかにします。
気になる世界経済、日本の景気の行方はどうなる? 経済を動かすカギとは? 日経CNBCコメンテーターの崔真淑が取材する番組「SAIが行く!~ウーマンエコノミストの気になる今!~」のリポートをお届けします。毎週木曜日掲載。
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