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ビールに最適、リトアニア産チーズ イタリアと深い絆

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日本で最もポピュラーなチーズの一つ、イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノ。実はこれに似たハードタイプのチーズが、イタリアのはるか北、バルト海に面したリトアニアにある。中にはイタリアで、同地のグラナパダーノと呼ばれるチーズと同じ方法で熟成されるものもあるという。

酪農がさかんなリトアニアだが、輸出される乳製品の43.6%(2015年度)はチーズ。57カ国へ5万9000トンが輸出されているが、そのうちの50%はイタリアへ向かうのだという(いずれも16年1~11月実績)。

「イタリアでチーズを食べたら、実はリトアニア産だったりするかもしれませんね」。そう話すのは、リトアニア共和国大使館の三等書記官アスタ・ザヴェツキエネさんだ。

EU加盟国であるリトアニアだが「リトアニアの製品の輸出先は、14年に大きな転換がありました。大きな輸出相手国であったロシアがEUや米国など対ロシア制裁実施国からの農産品などの輸入を停止したことで、米国、ブラジルなど他の国々への輸出が増えたのです」(ザヴェツキエネさん)。

ヨーロッパではリトアニアは、隣接するポーランドやドイツとの貿易が多いというが、なぜチーズはイタリアが50%も占めるのか。「リトアニアは古くからイタリアと関係があります。16世紀にイタリアのスフォルツァ家からボナ・スフォルツァがリトアニア大公(ポーランド王でもあった)に嫁いだからです。首都のビリニュスには、ルネサンスやバロック様式などイタリアの影響を受けた建物がたくさんあるんですよ」(ザヴェツキエネさん)。

大使館でリトアニアのチーズメーカーが手掛けたハードタイプのチーズをいただいた。12、24、36カ月などと熟成期間が異なるタイプあり、熟成したものには深いコクがある。長期熟成が特徴のパルミジャーノ・レッジャーノだが、これがそれだと言われればシロウトには区別がつかなそうだ。

リトアニアにはもちろん、同地ならではのチーズもあり、その一つが「サモギティア」。バターのようにパンに塗るチーズだ。また、フレッシュチーズの一種であるカードは、チョコレートをコーティングするなどしてスナック菓子としても売られている。干しブドウやナッツが入っていたり、イチゴ味のものがあったり。「子供はみんな大好きですよね」とザヴェツキエネさん。

また、カードには、これにニンニクやキャラウェイシードなどのスパイスをまぶして燻製したものがあるという。「ビールのおつまみとして人気なんですよ」(ザヴェツキエネさん)。

実は、リトアニア北部にはクラフトビールの醸造所が点在する「ビール街道」なるものがあって、内外の観光客に人気があるのだという。醸造所では内部の見学もできるらしい。「チェリーの味がするものなどもあって、ビールはリトアニアの女性も大好きですね。一番ポピュラーなブランドのシュビトリスはデンマークのカールスバーグ傘下ですが、小さなメーカーがたくさんあって、味わいも幅広いんです」(ザヴェツキエネさん)。

リトアニアではビールを飲む時に、チーズ以外にも欠かせないものがある。フライドポテトのように細い短冊形に切った黒パンを揚げたものだ。味付けはニンニク。

「そのほかにもビールのつまみで人気なのが、豚の耳なんです。豚の耳を食べるなんて珍しいですよね」と言うザヴェツキエネさんに、「沖縄でも食べますよ」と言うと驚きの顔に。燻製を細く切ったものなどがポピュラーらしい。意外なところでリトアニアの食に急に親近感を感じたのだった。

(フリーライター メレンダ千春)

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