アメリカ食す2週間 懐石風ミニバーガー、スライダー
この週末、10月1日(土)から14日(金)までの2週間、アメリカの食を楽しむイベント「TASTE OF AMERICA 2016」が東京都内のレストラン約50店舗で開催される。期間中は、参加店舗でアメリカ産食材を使った個性豊かな料理が味わえる。
今回フォーカスされるメニューの一つがスライダー。直径7センチほどのバンズを使ったミニサイズのハンバーガーやサンドイッチだ。ミニサイズなので、前菜などとして何種類もいっぺんに食べられる点が魅力だ。
アメリカといえば、ジャンボなステーキやハンバーガーに添えられるフレンチフライなど、ひとつの料理を大量に食べるイメージがあるだけに「懐石」「幕の内弁当」の日本人にはうれしい料理だ。
もう一つがガンボ。ルイジアナ州の伝統的なスープ料理で、ガンボとはフランス語でオクラのこと。オクラを魚介や鶏肉などをベースにしたスープでたっぷりの野菜とともに煮込む。
店ごとに骨付きチキンやザリガニを使ったりと具材とスープのバリエーションが豊富で、それぞれ個性的な味を楽しめる。
イベント開催に向け、9月6日(火)に記者発表を兼ねたレセプションを開催。参加店の中から、ガンボ、スライダー各5店舗が自慢の料理を提供、その場で試食コンテストを実施した。
スライダーは「Meat & Bakery TAVERN」の「classic mini burger」が、ガンボは「navare」の「アーモンドと季節野菜のチキンガンボ」がそれぞれ人気ナンバーワンに選ばれた。
この2品はイベント初日にあたる1日(土)に、毎週土曜日に青山の国連大学前で開催されている「青山ファーマーズマーケット」にキッチンカーを出して提供する。クラフトビールやワインなども一緒に楽しめるという。
ハンバーガーやテイクアウトのピザなど、フランス料理や中華料理に対し「手軽なファストフード」のイメージがあるアメリカ料理。この機会に多くの人にそのおいしさを味わってもらい、イメージアップを図ろうというものだ。
(渡辺智哉)
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