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保険の新常識

保険業界のボーナスは実際に高いのか 保険コンサルタント 後田亨

2012/7/6

 「保険会社の人はボーナスもいいんでしょう?」。今の時期、毎年、誰かに尋ねられている気がします。

 私はいつも「営業職員の場合は、ボーナスシーズンだからボーナスが出るということではなく、半期の成績次第では全く出ないこともあります。そして、固定給の人たちについては何も知りません」と答えています。

 冒頭の「ボーナスも……」という問いかけには、「給与が高い」という前提がありそうですが、現実にはどうなのでしょうか?

 国税庁の2010(平成22)年分「民間給与実態調査」によると、金融・保険の平均給与)は589万円(年)で、電気・ガス・熱供給・水道業に次いで2位です(ちなみに全体の平均は412万円です)。

また、週刊ダイヤモンド(2011年7月16日号)には、同誌が会員制の転職支援サイト「ビズリーチ」の協力を得て行ったアンケート結果が掲載されていて、生保大手は30代後半の係長級で950万円となっています。

 それから、2011年3月期決算企業の有価証券報告書から作成された「上場3227社業種別従業員平均年収ランキング」によると、上場会社の平均が566万円に対し、保険業界は837万円となっています。

 ただし、保険業界全体の数字には、損害保険会社などの給与も含まれていますし、第一生命以外の国内大手3社は、株式会社ではなく相互会社なので対象外です。

 各生命保険会社の給与が気になる向きは、ホームページからアクセスできる「ディスクロージャー」で確認する手があります。

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